ノグチサトキ

名もなきギタリストの物語

『仮面つくり』

2016-04-08 | 日々徒然

ぐだぐだ、うだうだ、グズグズ長々と、

批判、悪口、言い訳ばかり。

ほんま、聞いててうんざり。 

 

しかし、それもお仕事。

「ええかげんにしてください!」と言いたいが、

そこは、笑顔で応対・・・。

 

これも、ある意味、嘘つき?

・・・

・・・

さて、先日、ちょっとしたことがきっかけで、

バンドのメンバーとパントマイムの話になりました。

パントマイムと言えば、真っ先に浮かぶのは、

マルセル・マルソーさん。

 

かなり昔のことですが、

京都公演で観たことは、今では、結構自慢です。

当時、既にかなりの高齢でしたから、

行っといて良かったと、つくづく思ってます。

 

その時のこと、特に印象に残ってるのは、

『仮面つくり』って題の演目。

「笑い顔の仮面が剥がれない・・・。」という内容。

顔は笑っているのに、漂う悲哀がたまらない感じでした。

 

正に、”沈黙の詩人”、

故に、”パントマイムの神様”

(興味のある方は、youtubeでも。)

・・・

・・・

こういうの、日常に照らし合わせてみると、

誰しも、多かれ少なかれ、あるんじゃないでしょうか?

 

愛想笑いって言えばそれまでなんですが、

仕舞いには、慢性化してしまって、

自分でも嘘かホントか解らなくなったりも。

  

止めればいいのに、止めれない。

ストレスは、たまるばかりなり。

 

作った笑顔が、正に剥がれないみたいな感じかと思います。

その折り合い付けたり、切り替えたりするのが、

ある種、大人であることと言える訳ですけれど・・・。

・・・

・・・

あと、もう一つ、印象に残ってるのは、

歩きながら、誕生から死までを表わす演目。

 

ほんの数分間に、人の一生が凝縮されてて、

これまた、人生なんて、確かに、一瞬のことなんかも知れないと、

考えさせられるところです。

 

世知辛い世の中、

短い人生、少しは正直に生きられたらと・・・。

 

こんな甘っちょろいこと言ってては、食うにもままなりませんが、

そんなことをふと思う今日この頃、 

どなた様も、ご機嫌うるわしく。



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