ノグチサトキ

名もなきギタリストの物語

精神安定剤

2024-05-22 | 自分史

それでなくとも多い薬が、また増えて・・・。

 

私の場合、むしろ、入院してた頃の方が、

今より、数段、調子良かった。

かと言って、今、この状態で入院したところで、

さしたる治療もできない上、病院食ともなれば、

輪をかけて食べにくく、身体的、精神的、

経済的にも、負担増すばかり。

依って、現在、自宅療養にて、

必要に応じ、通院している。

 

対して、世間の感覚として、

退院したのは、或いは、入院していないのは、

元気になった証と捉える向き多く、

もどかしいところではある。

 

他人はさておき、

せめて親兄弟くらいには、

理解してもらいたかったところであるが、

その辺りの感覚の違いに端を発し、

私の言動が感情的なこともあって、関係は悪化、

連絡も途絶えたままとなっている。

 

それがまた、精神的な負担ともなり、

これまた身に還る悪循環。

以前にも増して、自意識過剰、起伏激しく、

情緒は極めて不安定。

 

前項「発想の転換」とは、言い聞かせもするが、

実際、そう簡単には、改められるものではない。

 

このような状況下、今般、

腫瘍内科、診察の際、現状報告の一環として

「情緒不安定」である旨、伝えた結果、

「精神安定剤」が処方されることとなった。

 

「身体」に加え、

「心」までも薬で制御されるのか・・・

 

などと思うと、戸惑いはあるものの、

それにて心穏やかになれるなら、私のみならず、

廻り、とりわけ妻子の負担も減るであろうし、

止む無きことかと思ったり。

 

ロボトミーじゃあるまいし、大げさな、

たかが、気分を落ち着かせる薬ひとつで、

こんな心境になること自体、

処方が必要な証拠かもしれないが



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