それでなくとも多い薬が、また増えて・・・。
私の場合、むしろ、入院してた頃の方が、
今より、数段、調子良かった。
かと言って、今、この状態で入院したところで、
さしたる治療もできない上、病院食ともなれば、
輪をかけて食べにくく、身体的、精神的、
経済的にも、負担増すばかり。
依って、現在、自宅療養にて、
必要に応じ、通院している。
対して、世間の感覚として、
退院したのは、或いは、入院していないのは、
元気になった証と捉える向き多く、
もどかしいところではある。
他人はさておき、
せめて親兄弟くらいには、
理解してもらいたかったところであるが、
その辺りの感覚の違いに端を発し、
私の言動が感情的なこともあって、関係は悪化、
連絡も途絶えたままとなっている。
それがまた、精神的な負担ともなり、
これまた身に還る悪循環。
以前にも増して、自意識過剰、起伏激しく、
情緒は極めて不安定。
前項「発想の転換」とは、言い聞かせもするが、
実際、そう簡単には、改められるものではない。
このような状況下、今般、
腫瘍内科、診察の際、現状報告の一環として
「情緒不安定」である旨、伝えた結果、
「精神安定剤」が処方されることとなった。
「身体」に加え、
「心」までも薬で制御されるのか・・・
などと思うと、戸惑いはあるものの、
それにて心穏やかになれるなら、私のみならず、
廻り、とりわけ妻子の負担も減るであろうし、
止む無きことかと思ったり。
ロボトミーじゃあるまいし、大げさな、
たかが、気分を落ち着かせる薬ひとつで、
こんな心境になること自体、
処方が必要な証拠かもしれないが
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