¶タイタン号の宇宙探検¶

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ネタバレ!母子で勝手に推理する「華麗なる一族」のドラマ的結末!!

2007年03月13日 10時32分47秒 | ドラマ・映画 全般の話

北海道、天気大荒れでございます。
強風で風の音がゴーゴーうるさいし、雪が湿って車に張り付いてる感じ…。タイヤ交換はまだまだ先だな…

──な~んてことはさて置き。
以前記事に書きました、母から聞いたSMAP・木村拓哉主演の『華麗なる一族』の原作の衝撃の結末!
http://blog.goo.ne.jp/satoko1964jp/e/034f8c104900aedf368ed2b9e1b7e7cf

母が読破した『華麗なる一族(山崎豊子著)』上・中・下巻を元に、また昨日も「最終章・前編(来週が最終回。90分スペシャル!)」の感想を電話にて、面白半分に聞いてみました。

しつこいようですが、母は滅多に本を読みません。TVもあまり見ません。だから役者名も知らないし、小説家の名前もよく知らない…一応石原裕次郎のファンだったり、仲代達矢、加山雄三など、そういった年代の俳優はリアルタイムでよく知っているようです。

まァ、細かいことは置いておいて、会話の中身はこんな感じ。
(※またもネタバレがありますので文字を白くしてあります。知りたくない方はドラッグしないように注意してくださいね)
*** *** *** ***

母 :裁判だったね~。もうあと一回で終わりかい

私 :そう。90分スペシャルだって。予告みたらさ、もう鉄平(木村拓哉)の葬式だったじゃん。鉄平腐ってるヒマないよ(※方言&ネタバレ、お下品な言葉が連発。ご容赦くださいm(__)m)

母 :腐るってあんた(笑)。そうじゃなくて何ヶ月も行方不明で…それで発見されるんだってば!

私 :何ヶ月も死んだままだったら腐るべさ?腐るから身元確認して血液検査もするんでしょ?あの流れだったら鉄平が死んでエンディングまで10分ないかもよ?

母 :裁判もあんな風じゃないんだけどね~

私 :だから!原作どおりにドラマが進むわけないっしょ?でもさ、あの銭高常務(西村雅彦)さ、あの最後の正義の味方みたいな登場、意味なくない?

母 :あれは本当は銀平(山本耕史)が色々するんだけどね~(ぶつぶつ。またも原作との違いに文句を言い出す)もう原作と全然違うのさ~

私 :既に作られたオリジナルの内容になってるんでしょ?したけど銭高さんも要らなかったけど、私は芙佐子(稲森いずみ)のほうがもっと要らなかったと思うよ。意味ないじゃん。あれって女将(多岐川裕美)の手紙のためのつなぎじゃないの?

母 :悪が栄え、善が滅び、正直者がバカをみるという世の中は…(突然本の文章を読み出す)

私 :何?!

母 :書いてあるのさ。『白い巨塔』も続編作られたのあんた知ってるかい?あれは多数の読者からの社会的反響を考え、新たに作られた…」(また別の箇所を読む)

私 :あとがき?誰が書いてるの?

母 :誰?ん~とね、青地…読めないわ、この字。日って書いて「たつ」って言う字

私 :「たつ」?立ち上がるの「たつ」?建国記念日の「たつ」?

母 :う~ん、わかんない(投げやり)

私 :ちょっと、そこ大事だから!絶縁の「たつ」?タツノオトシゴ?梅宮辰夫?

母 :わかんない。あんた自分で調べなさい。「…正直者がバカをみるという世の中は過去も現在も未来も変わらないであろう…」

私 :それは山崎豊子の文じゃないの?ねえ、ちょっと!解説に書いてあるの?

母 :そう。「(また読み始める)子を自殺に追い込んでも動揺せず自分のトリックに引っ掛かった三雲頭取…」お母さん、読みながら線引いたんだよ

私 :ちょっと待って!もう一回読んで!(メモる)三雲?誰だっけそれ

母 :ほれ、あの鉄平を最後まで支援した人さ

私 :あ~!柳葉敏郎

母 :「(無視して続ける)…三雲頭取の失脚も当然とする冷血さ。彼こそある意味、現代の英雄かもしれないこれは昭和48年に連載終わってるんだね~

私 :やっぱり山崎豊子は”悪が善に勝つ”って構図で小説を書いたってことかい

母 :悪者を主人公にするって書いてあるよ

私 :へ~そうなんだ~。私、田宮二郎の『白い巨塔』の大ファンだったんだけど、あれは続編がミックスして作られたってことか…

       ←「白い巨塔」の田宮二郎

母 :したけどキムタクが死んで終わりってのは、お母さんはどうもね…

私 :したからニ子(相武紗季・鉄平の妹)が四々彦くん(成宮寛貴)とくっついてアメリカに旅立って、ちょっとハッピーエンドな部分を最後につくるんじゃないの?

母 :あれも鉄平がアメリカに留学させてやるのさね~…(なんだかんだ言って鉄平《キムタク》にどっぷり心酔?)

私 :んでさ、私考えたんだけど。最後にお父さん(大介・北大路欣也)がみんなに責められて、それをぐっとこらえてさ~。最後に池に行ってパンパンってやるのはどうだべか?

母 :なにさパンパンって

私 :あの”大不評”だった鯉の将軍さまだよ。不評ながら「出ないと寂しい!」とか視聴者に言われててさ~。最後に大介が何気なく池に行ってパンパンってやるわけよ。そしたら最後に将軍様がピョコ!って出てくるのさ。そんで北大路欣也が「俺も祖父さんの息子だったんだ~!」なんつって叫んでどアップになって終わるの

母 :それはないっしょ~!(笑)したけどそのあとその大介だってね…大蔵大臣(津川雅彦)に利用されて

私 :それは絶対ドラマに描かれない!視聴者は鉄平がどうなるか”だけ”にしか興味ないから!

*** *** *** ***

──という会話があり、昔映画では仲代達矢が鉄平を演じ、加山雄三も…なんて話をだらだらしてしまいました。来週も電話しちゃうな~絶対!(^_^;)

で、母が言っていた解説文は青地晨氏(評論家)が書いていることがわかり、ちょっと心の中のもやもやが晴れた気が…。

なんだか、またも変な記事になってしまったんですが、もうなんだか変なテンションで楽しくなってきたぞ~!!

ちなみに!もう一度念のため
母の言っていることが万が一、間違った解釈になっていた場合は、大変申し訳ありません。なにせ滅多に本を読まない70過ぎの老人でございますので…m(__)m

小説の結末はもうどうでもいいから、本家(?)のドラマはどう終わるのか
私の推理した「大介のパンパン!」は出てくるのか??(笑)
ひじょうに興味があるところです…



※山崎豊子(ヤマサキ・トヨコ)

1924(大正13)年、大阪市生れ。京都女子大国文科卒。
毎日新聞社学芸部に勤務。当時、学芸部副部長であった井上靖のもとで記者としての訓練を受ける。勤務のかたわら小説を書きはじめ、1957(昭和32)年『暖簾』を刊行。
翌年、『花のれん』により直木賞を受賞。新聞社を退社して作家生活に入る。
1963年より連載をはじめた『白い巨塔』は鋭い社会性で話題を呼んだ。
『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』の戦争3部作の後、大作『沈まぬ太陽』を発表。1991(平成3)年、菊池寛賞受賞。


◆TBS「華麗なる一族」公式HP◆
http://www.tbs.co.jp/karei2007/

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32 コメント

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チョッちゃん (ぬくぬく)
2007-03-13 12:44:23
私にとっての北海道弁はチョッちゃんの古村比呂…。したから、今回も感想をするっしょ。
やはり数ヶ月を経てさんがしないと。父の苦悩は出ないわけで。回想シーンをおりまぜつつ後悔ほぐぐっと
でも、なんだかんだ、ここを見てタイタン親子の会話を読んでドラマが楽しみになったっしょ。したから、来週も楽しみさ
返信する
ぬくぬくさん、うまいべさ! (タイタン)
2007-03-13 13:55:04
道産子みた~い!全然違和感ないですよ。びっくり!

私も父の苦悩は、出さないで欲しいんですけどね~。
本当に違うものになっちゃうのはやっぱり悲しいです。

ちゃらけた予想をしてみましたが、マジでラストが当たることを狙ってます(爆)
返信する
親子の会話☆ (sokei)
2007-03-13 16:14:42
最高ですね♪

わたしも華麗なる一族の小説を読もうと思って
実家にあった古い本を持ち出してます。
(ドラマは見てないので見ておけばよかったー>_<)

が・・あの字の小ささに、いまだ読めておらず・・・
お母さん、読破されたんですね~。とっても尊敬です♪
返信する
やっぱあのドラマは… (タイタン)
2007-03-13 16:20:11
sokeiさん、ドラマ再放送になったらぜひ!!

将軍さま(鯉)と肖像画がまずポイントです(笑)

いろいろ突っ込みつつ、やっぱりあの荘厳な音楽にしてやられますよ、毎回…。
サントラに手を出さないように注意しないと!!
返信する
きょうは早いぞ! (で~ぶ)
2007-03-13 18:18:24
おばんでっすぅ、風強いみたいなっすぅ!
どこに出かけるのも 気をつけて くんなっすぅ!!

チョッちゃんの古村比呂、なつかしいっすぅ、布施の嫁ごになってもうて 婆さんになったっすかなぁ? べっぴんしゃんで 大好きでしたぁ。。。。。

このドラマ、ついに最終回ですね。
タイタンさんの予想が当るか、お母さまの仰せのことが 嘘八百か(笑)、泣いても笑っても 最後になりましたね~。
確かに もう一回、「将軍」の姿 拝みたいよね~、さんざっパラ 文句言われたはずだから(爆)?!!!

突然ですが、関東地区で 土曜朝に文化放送でやっている、大竹まことさんの番組があるんすよ。その中で「明日に架ける話」というコーナーがあって、武田鉄矢さんがゲスト出演したとき「『華麗なる一族』は、どの俳優も 自分のセリフが ドラマの中で どういう風につながっていくか、誰も知らない。キャストが豪華な上、登場人物が 多過ぎるから分からないんだ。鶴瓶なんて、書いていること ただ読んでいればいいんやって いつもの調子で言ってる、そうじゃないって 言い聞かせても いつまでも進歩が無いんですよ。北大路欣也さんは 主人公以外に会わない役者さんですね~、しみじみ そう思いました。」と言っていました(他に 映画「幸福の黄色いリボン」のエピソードとか、大変面白いトークでした)。。。

凄いドラマでしたよね!
返信する
追伸 (で~ぶ)
2007-03-13 18:25:11
上の鉄矢トークを裏付けるように この前の回でも、裁判のシーンだったか、妹たちや 長谷川京子が 微笑むシーンは 非常に違和感がありました。いくらなんでも あんなふうにニッコリするかって・・・、

俳優陣を コマ毎に まとめて撮影しているんでしょう、きっと(素人だから、出鱈目言っているかも@(笑)、そんときゃ 御免なさいね~)!!
返信する
で~ぶさん、あり得ますよ! (タイタン)
2007-03-13 18:33:22
いや、きっと絶対そうですよ。揃わないでしょ、あんなに!鶴瓶さんなんかめちゃくちゃ納得ですよ。

真面目に内容追いかけてるのはもしや銀平だけじゃないか??
(山本耕史、彼ならやりかねん!キムタクのクランクアップにわざわざ出番がないのに雪山まで訪れて花束渡したそうな…)

武田さんも、前後知らなくたっていいキャストですよね~。なんか悪人っぽいのに妙に優しいあのオーラ!
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恥ずかしながら・・・ (ひまわり)
2007-03-13 20:28:30
恥ずかしながら、「華麗なる一族」はテレビも原作も知らないですが、山崎豊子の作品って人を引きこみますねぇ。
読んでみたくなります。
ちなみにウチの母も全然本を読まない人で、ここ10年間、読破したのは「ハリーポッター」の一番最初のやつのみです。
感想は「面白かった」のみなので会話になりません(笑)
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読んじゃった~! (りん)
2007-03-13 20:33:21
【華麗なる~】録画を溜めて一気に全部見ようと
思っていていたのだけれど、
我慢できずに読んでしまいました(笑)
もう録画分見なくていいかな

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ほほえましい光景です (さふぁいあ)
2007-03-13 21:38:22
『華麗なる一族』はまったく観ていない(『華麗ぱん』は食べました)私ですが、この親子の会話から、タイタンさんのお母さまのファンになっちゃいそうです。
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