これって全163話なんですよ~~(涙)。1話30分とはいえ、普通のドラマに換算すると約82話。時間にすると4890時間で、日にちにすると24時間ぶっ通しで見ても203、75日もかかる・・・。
今まで、韓国ドラマでこんなに長いドラマ見たことないです(^_^;)。
でも面白い、面白いと大評判(「私の名前はキム・サムスン」にもパロディで登場。昨年大ブレイクのもう一つの“スン”ドラマ)なので絶対見るのだ~!!と意気込んで、実は数ヶ月前に 90話まで見ておきました。続きは最後まで揃ってから一気に・・・と思って、待ちに待ってやっと全部手元に!!
ところが、天邪鬼なのか神経質なのか、ただの健忘症なのか、とにかく私は65話まで遡って見始めることにしてしまいました。(せっかく半分以上見たのにね)
何故って・・・やっぱ“流れ”に乗って、感動を最大限に高めたかったから。細かな伏線も再確認したかったし、ジェヒとクムスンってどこでどんな風にどうなったんだっけ?と時間軸がすっかり狂ってしまっていたので・・・(^_^;)。
だから、本当は全部揃ってから着手すべきだったんだろうけれど、それはそれで億劫だったので、こんな珍妙な視聴方法になってしまいました。
というわけでこれからしばらくクムスンとの日々でございます。お付き合いいただければ幸いですp(*^-^*)q♪。
<主な登場人物>
※◆役名◆俳優名(ポイント解説+他の出演作)
◆ナ・クムスン役◆ハン・ヘジン(このドラマの主人公。美容師を目指し、子持ちのシングルマザーで奮闘中。ジェヒに“白菜頭”と呼ばれている。「フレンズ」「アイラブ・ヒョンジョン」「1%の奇跡」他)
◆ジェヒ役◆カン・ジファン(医師。感情表現が下手でやや横暴かつ幼稚な、ちょっと困った人(笑)。クムスンに片思いしているがなかなか伝わらない。「ラストダンスは私と一緒に」)
◆クムスンのおばあちゃん役◆ユン・ヨジョン(両親のいないクムスンを育てあげたど根性お婆ちゃん。「愛の群像」「ホテリアー」「勝手にしやがれ」「アイルランド」他多数)
◆クマのお母さん役(クムスンの叔母)◆ヤン・ヒギョン(夫のせいで借金を抱え、それでも姑につくしている立派な母。時にクムスンのことを煙たがることも・・・。「愛の群像」「君に出会ってから」他)
◆キム・ジョンシム役◆キム・ジャオク(クムスンの義母。いわゆる古き良き母の典型。小言が多いが優しくてかわいい・・・(^_^)。「商道」「私の名前はキム・サムスン」他)
◆ノ所長役◆パク・インファン(クムスンの義父。優しくてちょっと妻に押され気味の一家の大黒柱。突然リストラの憂き目に遭うが、家族に秘密にしている。「商道」「ラストダンスは私と一緒に」他)
◆ノ・チョンワン役◆キム・ナムギル(クムスンの夫で、フィソンの父親。ノ家の三男。)
◆ヨンオク役(クムスンの生みの母)◆ヤン・ミギョン(腎臓病をわずらっている。幼いクムスンを捨てて家を出、再婚した。「大長今」「母よ姉よ」「その陽射しが私に」他)
◆チャン先生(ヨンオクの夫役)◆チャン・ヨン(ジェヒの上司で医者。ヨンオクをとても愛し、彼女の病気を治そうと手を尽くす。)
◆オ・ミジャ◆ユン・ミラ(ジェヒのお母さん。チャン家ととても親交が深い。シングルマザーで、美容院を経営している。ちょっと無神経だが人は善い。)
◆チャン・ウンジュ役(ヨンオクの義娘)◆イ・セウン(先妻の娘なのでヨンオクに反発。ジェヒに片思いしていたが失恋する。美容院の副院長。)
◆ノ・シワン役◆キム・ユソク(ノ家の長男。優しいがやや事なかれ主義?ソンランが初恋の人でずっと彼女を思い続け、結婚にこぎ着ける。「二度目のプロポーズ」)
◆ノ・テワン役◆イ・ミンギ(ノ家の次男。クチが達者でお調子者。物事をずばり言うタイプで最初犬猿の仲だったクムスンの良き理解者。モデル志望のプー太郎でもある。)
◆ソンラン役(シワンの将来の妻)◆キム・ソヒョン(バツイチの現代的女性。結婚に一度失敗しているので、我慢しない・無理しないが信条。「パリの恋人」)
◆クマ役(クムスンの従姉妹)◆チェ・ジャヘ(クムスンの良き理解者。教師を目指していたが急に働きたいと言い出し、母と衝突。テワンに片思いか?)
◆フィソン◆?(3歳。クムスンの息子)
まずは何がすごいって、ジェヒがクムスンに次いで、ほぼ主人公のはずなのに17話まで(本当はその前にチラっと出てるけど)出てこないってことです。そして、クムスンが最初っから妊娠してる!
しかも妊娠していることに気付かず、相手(チョンワン)もあたふた・・・。
でいろいろありまして(省略しすぎ?)ジェヒとの出会いも最悪。というか、ジェヒ自身が最悪(^_^;)。
「医者になる前にまず人間になれ!」とクムスンが怒鳴りつけて(しかも病院の皆が見ている前で)、それを追いかけて根に持ちまくるジェヒ(笑)。
その後は今度は警察沙汰です。クムスン、よりによって接触事故でジェヒに怪我させちゃった・・・。
「しめた!」と思った(に違いない)ジェヒは彼女を告訴!示談に断固応じず、奥の手を使おうとしたら、その“手”が汚すぎて、今度はジェヒが負い目を感じることに・・・。
ということの積み重ねで、ジェヒは勝手にクムスンに恋してしまうのですが、その感情表現が不器用でかわいいのです!
「いい年してそんな小学生みたいなことやってる場合か?!」みたいなことを繰り返して、彼女を見つけるたびにニヤニヤしちゃって・・・p(*^-^*)q♪。
(「俺は忙しい!」といいながらあちこちに現れて、終いにはクムスンに「私も忙しいから用があるなら明日にして」と冷たく言われる始末)
まあ、中盤からは、ジェヒもクムスンの複雑な家庭の事情を知ってそれどころではなくなってくるんですが、本当のお母さんの病気のこともあるし、あっちもこっちも大変だ~~
で──
第80話あたりからず~っと『可愛げのある嫌なヤツ』から『可愛げのない嫌なヤツ(^_^;)』に変貌していたク・ジェヒですが…。
やっと94話で『“妙に”可愛げのある嫌なヤツ』
に変わってきました。(表現がくどすぎ?)
←「可愛げがある”おバカ”はジェヒ」
しかし急に自分の内心の都合で可愛くなってもクムスンには通じず。
美容院の終業を待ち伏せして、不自然にオープンカフェの道路側(笑)に座っていたジェヒ。クムスンを見つけて、無理やりなハイテンションで声をかけます。
「・・・いや~偶然だな!元気(アンニョン)?」
「?」
「今日は暑いな~!」
「夏ですから」
「そうか、夏だよな!」
「それじゃ」(とっとと去ろうとするクムスン)
「ここアイスコーヒー美味いんだけど、一緒にどう?」
「イボセヨ!私をからかってるの?」(睨むクムスン)
──そもそもさんざん冷たくして酷い言葉を浴びせてきたんだから(本当に私から見ても酷かったよ、ジェヒ!)無理もないです(^_^;)。
ま、これからまだ70話近くもあるんだから頑張ってくれ!(この時点で94話目)
と、主人公二人の話題はこのくらいにして、この辺でぜひ触れておきたい注目人物が。
それはハ・ソンラン(シワンの妻)です
←キム・ソヒョン。知性が漂っております
結婚前は、家柄もよく、教養がある彼女、シワンの両親にとても歓迎されていました。それが、新婚旅行から帰ってきて一変。7人家族の食器の洗い物の多さに驚いたソンラン。
「我慢しない・無理をしない」の信条をためらいなく実行します。
(※シワン夫婦は1年間だけ同居する約束)
まずは食器洗浄器、お手伝いさんの導入を提案。家事ができないから家にお金を入れると申し出ました。でもこれって収入がいまいちのメンバー(というより無職)がおおいノ家にとってはただの嫌味・・・(^_^;)。
ソンランはソンランで「わざわざ大変な方法を選んで苦労するなんて信じられない」とつぶやいてしまう始末です。
20世紀型母の典型、シワンの母は嫁の悪びれない態度と要求にカチ~ン!
「食器は手で洗わないと洗った気がしないわ。今までこれでやってきたんだから大丈夫」の一点張り。
「これじゃあ仕事(ソンランはキャリアウーマン、社長でもある)から帰ってきて、また会社に出社するみたいです、お義母さん」
更には、「私は家事をするために結婚したんじゃありません。幸せになるために結婚したんです」──ソンラン、笑顔で余裕の発言です。
「じゃあ家事をしたら不幸になるっていうの?」
「はい、お義母さん」
一同呆然・・・。
で、とにかくシワン、喫茶店でソンランを説得にかかります。
「1年だけだから。別居したら俺が毎日ごはん作るし、子育てもするから、母さんと仲直りしてくれ。なんならここで誓約書書こうか?」
シワンの「サランヘ(愛してる)」攻撃でいったんは折れたソンラン。
ところがまた問題勃発!テワンが勝手にシワンの服を着てモデルのオーディションを受けに行った(しかも落選)のを知って
「それは私が彼にプレゼントした服よ。私たち夫婦の部屋に勝手に入って物色するなんてプライバシーの侵害だわ!」
「わかったよ、返せばいいんだろ?」
キレたテワン、その場で服を脱ぎ捨ててしまいます。
さすがのお父さんもテワンを怒鳴りつけますが、お母さんはソンランを睨む、睨む!
「何故わたしが悪者にならなきゃいけないの」
怒るソンランをまたシワン、なだめなくてはなりません(^_^;)。外でコーヒーを飲みながら「物事を物差しで計ったように考える君が好きだよ」
とりあえず褒めるシワン。(妻の操縦にもだんだん慣れてきた?)
そして、子供でも本心を偽っていたわりの嘘をつくことがある──と優しく諭すのでした(ご苦労様ですm(__)m)。
ソンランは「こんなに折れてあげてるんだから、浮気したら許さない!」といいつつ、また、翌朝から義母のご機嫌うかがいです。
「お義母さん、手伝います」
「いいわ。家事をしたらあなたは不幸になるんでしょ?」
「常に不幸になるわけじゃありませんよ(笑)」
で、ソンランはクムスンをうまく操って(やっぱりあなどれん!)食器洗浄器を導入。しかも新聞記事を例にあげて「韓国の男は家事をしない」と食卓で発言。
クムスンはまんまと罠にはまって「そういえばうちは誰もしませんね」だって・・・(^_^;)。
結局「朝食の後片付けは働いてない俺たち(失業中のお父さんとプータローのテワン)がするよ…」と義父に言わしめてしまいました。
更には(まだあるんかい!)夫婦の間に独立採算制を導入したいとシワンに提案。さすがにこれには驚いた様子のシワンが珍しくディスカッション(喧嘩ぎりぎりか?)をしようと言い出しました。
「互いの能力を尊重しようって言ってるのよ」
「つまり無能な夫はいらないってことか?」
「そうじゃない。私があなたより給料が安くてもそうするべきってこと。所詮夫婦は無親等でしょ。つまり愛情と信頼がなければ他人ということよ」
「だから君は未だに婚姻届を出そうとしないのか?」
「そうじゃなくて・・・ずっと忙しかったでしょ、私たち」
「じゃあ今日出しに行こう」
「・・・やっぱり後にしない?韓国の離婚率を知ってるでしょ。結婚はしてみなければわからないのよ。私だって自分で自分が信じられないもの」
「自分が信じられないなら俺が信じられるはずないよな」
「半年くらい様子をみない?そのほうが合理的よ」
「・・・君が結婚をどう考えてるのかわからないよ。結婚はセット商品みたいなものだ。俺だけじゃなく、欲しくないものも付いてくるんだよ。そしてそれを承知の上であえて買うべきなんだ。君はその結婚の基本を否定してる。話を聞いているとまるで同棲しているみたいだよ」
「そうよ。私は結婚じゃなく同棲がしたかったの」
シワン絶句──。
さて、この二人はこの後どうなるのか?それは・・・見てのお楽しみだ~!
←ちなみに、格好いい本当(?)のジェヒ(カン・ジファン)
私も主人公と同時にこちらの夫婦のやりとりがすごく面白かったです。
最後はとてもいい感じになりますよ!
お楽しみに!!
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私は、今、「がんばれ!クムスン」の中で、主人公のクムスンより、ソンランのことが、気になって仕方ありません。
確かに、ソンランハ、わがままにも思いますが、ちょっとかわいそな気がします。
なんとか、ソンランさんも幸せになったらいいなあ、と思っています。
これからもよろしくお願いします。