先日、私の愛するタカさんこと石橋貴明さんがMCを務める
「ナンバー2 ~一番になれなかった天才達の物語~」を観ました。
出演者は以下のとおり。
司会:石橋貴明
スペシャルゲスト:宮崎県知事 東国原英夫、島倉千代子、柳本晶一(出演順)
ゲスト:加藤和也(島倉千代子編にて)
進行:安住紳一郎
(TBSアナウンサー)
「ナンバー1」がいれば…そこにはそれを追い続けた「ナンバー2」も、必ずいた…
勝負・発明・競争など、様々な世界には必ず「ナンバー1」になる人がいます。
しかし、そのナンバー1があまりにも大きな存在だったがために、実力や功績はほとんど変わらないにもかかわらず、その影に隠れてしまった人物も存在するのです。
番組では、そんな同時代・同じジャンルに天才を二人存在させてしまった
“神様のイタズラ” “知られざる伝説”にスポットを当て、タカさんが自らのエピソードも交えてトークしていくという内容です。
今まで語られなかった、知られざる真実が明らかになり、なかなかいい企画だったな~としみじみ。
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●エピソード1●
東国原英夫・・・ビートたけし
天才ビートたけしに憧れ弟子入りし、この道で一流になることを目指した東国原英夫(現・宮崎県知事)。師匠の溢れる才能に触れ、時代に乗り、何よりも空気を読むことを師匠に叩き込まれたそうです。
しかし、気付いてみると
「全てが師匠のぶら下がりだった、限界を感じた」
ビートたけしから、世界の北野へ…。笑いに限界を感じたビートたけしは映画監督として新たな飛躍を遂げます。それを目の当たりにし、自らも作家の道へ転身…。
しかし、そこでもやはり限界を感じてしまいます。
その後、謹慎…大学受験…どん底から這い上がり政治家として再起を果たした東国原知事の本音を、盟友であるとんねるずの石橋貴明と本音トーク。
今でも「タカちゃん」「東くん」と呼び合う仲の二人ですが、東国原知事はとんねるずに大してもやりきれないほどのジェラシーを感じていたみたい。
じかにフジテレビのトップと掛け合い、冠番組を持ったり、当時お笑いではあり得なかった“スタイリスト”をつけたり、ヒット曲を連発してコンサートも開いたり…。
とどめには、お笑いでほぼ初(?)の『歌』での紅白出場。
(※歌謡大賞を受賞した「情けねえ」は本番直前まで司会者・堺正章氏にコスチュームを秘密にし、全身を紅白に塗ったNHK的にぎりぎりな演出で、翌日のスポーツ紙の一面を飾った)
しまいには「野猿」というスタッフかき集めのグループで、またも紅白に出たり…。
「もう届く、届かないの問題じゃなかった。別の世界の人だと思った」
と東国原知事。
(野猿もやはりとんでもない衣装(?)で登場して年末の話題をさらいました ^_^;)
その後、安住アナから「石橋さんは誰かに弟子入りしようと思わなかったのか?」という質問がありました。
いろんな有名人の名前があがりましたが、なんと本当に申し込みを実行した相手は
佐藤B作さん!
劇団東京ヴォードヴィルショーに衝撃を受け、タカさんは偶然お店で一緒になったB作さんに、劇団へ入れて欲しいとお願いしたのだそうです。
「俺は君の年ぐらいで劇団つくったんだ。君も自分でやらなきゃダメだよ」
そう断られたタカさん。(し、知らなかった…!)
他にも、コンビ解消(「結局ひとり立ち出来ないってことは、何かが自分に足りないんだ。憲武と補い合わなきゃならないんだ」と感じたのだそうです)を考えた話など、いろんな逸話が聞けて、ファンにはすっごく濃い内容でした。
「99%の努力と1%の才能と言われるけれど、自分はお笑いではそこまで努力していなかった。今度は(県知事として)99%の努力をしますよ!」
最後にそう締めくくった東国原知事。
いいですね~。羨ましいぞ、宮崎県!
●エピソード2●
島倉千代子・・・美空ひばり
「美空先輩のファンだっただけなんです」
一切の競争心もなく、美空ひばりさんを“神様”と崇めるほどのファンだったにもかかわらず、同時代に生まれたがために、2人は世間からライバルと位置づけられたのだそうです。
比べられるたびに、複雑な思いを抱き続けた島倉千代子さん。しかし、いつしか二人は理解しあえる先輩と後輩になり、自分だけが見たのではないか?という「美空ひばりの練習する姿」を語ってくれました。
その後、自身に降りかかった様々な不運…。紅白引退の真相。美空ひばりさんの病床で、二人きりで食べた鍋焼きうどんの話。
加藤和也氏が語る、美空ひばりさん天才ゆえの「孤独」。
タカさんが語る「お嬢(とんねるずは美空ひばりをこう呼んでいた)」とのエピソードの数々…。(深夜に自宅に呼び出されて「歌」について説教された etc.)
島倉千代子さんと美空ひばりさんの、近くて遠い距離、長い長い友情と尊敬の念が伝わるエピソードの数々でした。
こういうことを知って、あらためて彼女の歌を聞くと全然違って聞こえちゃいます…。
●エピソード3●
柳本晶一・・・猫田勝敏
二人に関係があること自体をまったく知らなかったので、とにかく驚きです!
シドニーで五輪出場を逃し、13位と史上最低順位にいた全日本女子バレー。そのチームに大改革を起こし、アテネ五輪で5位まで引き上げた名監督・柳本晶一さん。
しかし、柳本氏が目指しているのは、あくまでオリンピックのメダル獲得。
その激しい執念の核となっているのは、現役時代、天才セッター・猫田勝敏氏(奇策・天井サーブをご存知の方はどれくらいいるでしょうか?)の二番手に甘んじ続けた悔しさだったのです。
「猫田さえいなければ…」
「怪我をすればいいのに…」
憎悪と嫉妬…ナンバー1を追いかけ続けた男の壮絶な人生。
一方、影で柳本晶一さんに何度も活路を切り開いてくれた猫田氏。
モスクワ五輪ボイコットで完全に現役を諦めた柳本晶一さんは若くして亡くなった猫田氏(1983年9月4日に胃の悪性腫瘍のために死去。享年39才)の話を今でも選手にするのだそうです。
薬による幻覚症状で、死の直前の病床でもブロックサインを出し続けていた猫田氏の姿を──。
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すごい、思ったよりいい番組でした。
本音を言うと、タカさん一人で大丈夫?と思ったら安住アナがサポートしてくれて(苦笑)、何より外交的性格なタカさんですから、人の話も聞き上手。
「ナンバー2」ってきっとたくさんいますよね。
いろんなジャンル、もの、人…きっとたくさんの「!」なエピソードがあると思います。
これは機会があったらまたやって欲しいな、と思った番組でしたよ!
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何を見ていたんだろう。
記憶にないって言うことは
たいしたもの見ていないと言うことですよね
猫田さんの天井サーブ覚えてます。
ベスト2がいるからこそ
もっともっとベスト1が輝くのでしょうね
柳本さんも長年新日鐵のセッターやってていつも全日本では控えでしたよね。本当に№2でも猫田さんに感謝していたという話は聞いていましたよ。ベンチから選手を見る目を養ったとね。
あのころは必死になってバレーボールも見たものだけどねえ。今のあの中継が気に入らないんです。
これをやってる時間、私たちは「野球」を観ていたはずなのです(^_^;)
ファイターズが…あれ?勝ったのか?負けたのか?
なので野球ファンのひとは番組の存在に気づかなかったと思います。
猫田さん、憶えてます?
亡くなったときはびっくりしましたよね…。
>まりぱるさん。
お~!柳本さんが控えだったのをご存知なんですね。
さすが~!!
私もあの頃はバレーを夢中で見てました。
最近は…どうしちゃったんでしょ(^_^;)
やっぱりサポーターとかいうのがくっ付いてやかましくなってしまったかな~。
やっと今見終わりました(眠い)
実はこの番組、「うたばん」の東国原知事出演シーンの直後に録画したので
奇しくも連続して東×石橋トークが保存される事になりました(嬉)。
タカさん最初固かったですね。このまま行ったらどうしようと心配でしたが
徐々にほぐれていって安心しました。
東国原知事トークはナンバー2話というより『とんねるず賛歌』に
見えてしまったのですが、面白かったので良しとします(笑)。
またこの企画やってほしいですね。
たけしさんとの比較が殆どなかったような。
でも面白いと思います、この企画。
きっと視聴率悪かっただろうけど(苦笑)またチャレンジして欲しいです。