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sayumamaの独り言

古代からの伝言―悠久の大和篇

2008年07月28日 | 本棚の風景

八木荘司氏の古代シリーズ第2弾。
古代大和朝廷の大連の大伴金村を中心に継体天皇が誕生する過程を書いています。
歴史に登場する人物としてはマイナーな大伴金村が主人公というのが面白いのですが、所々に出てくる 『武士の魂』 というフレーズには違和感が残ります。
ただ、古代歴史小説を読むといつも思うのはその移動距離のすごさです。
大和朝廷から北陸、九州、はては海を渡って朝鮮半島と。

後に聖徳太子の時代になって遣隋使、遣唐使と大陸まで交流するようになった古代の人々の行動範囲の広さにいつも驚かされます。