サザンVネットの ブログ です

熟年者ばかりのボランティア グループ 『サザンVネット』が
ホームページとは別に お知らせ・活動状況を載せています

2021.12.04 第59回クリーン作戦を実施しました

2021-12-29 | クリーン作戦


 12月3日泉北1号線泉ヶ丘駅~栂・美木多駅間の側道の清掃活動、第59回クリーン作戦を実施しました。
参加者はスタッフを含めて58名。コロナウィルスへの対応で室内でのボランティア活動はいまだ自粛傾向にあり、戸外での活動のクリーン作戦に新規参加いただいた方が増えつつあり有難く感謝しています。
 20回目参加者1名。記念品を贈呈しました。

  写真をクリックすると拡大表示します。

 

 

 

お疲れ様でした。

第99回<石上神宮(いそのかみじんぐう)・長岳寺:山の辺の道>

2021-12-27 | 泉北近郊ウォーキング
11月23日第99回泉北近郊ウォーキングは、長岳寺の紅葉を求めて、天理の石上神宮から山の辺の道を長岳寺まで歩きました。


近鉄天理駅を降りると、コフフン(CoFuFun)と呼ばれる不思議な建物群が目に入る。
古墳をさかさまにしてステージにした、ステージコフンは屋上には巨大なドーム型のトランポリンがあり、子供たちの人気スポットとなっている。
 
     ステージコフン           カフェレストランと観光案内所

すりばちコフンと言うすり鉢のそこまで滑り降りて、ぐるぐる回りながら駆け上がる遊具もある。
駅の方を振り返ると、三角縁神獣鏡のモニュメントがある。
杣之内火葬墳(ソマノウチカソウフン)出土の怪獣葡萄鏡(カイジュウブドウキョウ)と呼ばれる鏡で、1,200年前(唐時代)中国の西安地方で造られた物と言う。

      すりばちコフン           怪獣葡萄鏡

高齢者のグループなので出来るだけ歩く距離を少なくしようと、近鉄天理駅から石上神宮までコミュニティバスで移動した。天理市内を巡るバスなので、天理教の本部や、黄葉した銀杏並木を車窓から見ることが出来た。小さなコミュニティバスで10席しかなく立っていたので写真は撮れずじまいだった。

石上神宮前で下車し、神宮に向かう。鳥居をくぐってしばらく行くと、放し飼いされたニワトリが迎えてくれた。東天紅、烏骨鶏など珍しいニワトリが走り回っている。
石上神宮は、改修中であった。
 

 

 
        東天紅               烏骨鶏(右側)

 

石上神宮は、第十代崇神天皇の御代に建設された物部氏の総氏神を祀る社で、百済から送られた七枝刀(ななつさやのたち:七支刀)が神庫に保管されていることで有名です。
主祭神は、布都御魂大神(フツノミタマオオカミ:スサノオノミコトの父)
     布留御魂大神(フルノミタマオオカミ:ニギハヤヒノミコト:スサノオノミコトの5男)
     布都斯魂大神(フツシミタマオオカミ:スサノオノミコト)
すべて、出雲の神様である。「日本書紀」「古事記」では、神話として記載されていて、神代の時代に祭り上げられているが、実在の人物ではないのか?
歴史学者の多くは、物部氏の伝承を詳細に記した「先代旧事本記(せんだいくじほんき)」を、平安時代の初期に物部系の人物によって編纂された書物なので偽書とみなしているが、実は本当の歴史が隠されているように思われる。

記紀以前の資料を基に調査し発行された本を2冊紹介する。興味のある方は是非読んでほしい。

記紀以前の資料による「古代日本正史」著者:原田常治 発行所:㈱同志社(現在の㈱婦人生活社)
「古代ヤマト王権の縁起と伝承」記紀に消されたニギハヤヒ命の実像 著者:木村博昭 発行所:批評社

これらの書物によると、
1.出雲族のスサノオノミコトが55歳のころ(5男の大歳尊(オオトシノミコト)が25歳のころ)に九州全土を統治した。この時、それまで九州を治めていた大日霊女貴尊(オオヒミコムチノミコト)との間に3人の子供をもうけている。(多岐理姫、多岐津姫、狭依姫)
2.九州平定が終わると、大歳尊をすぐにヤマトに送っている。(のちのニギハヤヒノミコト)
3.日向族(高天原族)で、九州を治めていた大日霊女貴尊(オオヒミコムチノミコト)の末子:熊野楠日尊と玉依姫の間に生まれた4人目の末子:伊波礼彦(イワレヒコ)が、ヤマトのニギハヤヒノミコトの末子:伊須気依姫(イスケヨリヒメ)に養子として迎えられ神武天皇となる。(記紀で言う神武東遷)
4.大日霊女貴尊は、伊弉諾尊と伊弉冉尊の子とされている。

これで、モヤモヤしていた頭がスッキリしたのは私だけだろうか!

石上神宮を後にして、山の辺の道を長岳寺に向かう。あちこちに万葉歌碑が立つ。
 

 

10月桜なのか、満開の桜に出会う。
 



 

夜都伎神社(やつぎじんじゃ)の入り口は、黄葉がきれいだった。
 

 

民家には、吊るし柿がつるしてあった。また、道端に菊の花が咲いていた。
そんな情緒豊かな山の辺の道を行く。
 



とある民家の瓦塀に出会う。
 

 

 

はじめてみる柿の葉の紅葉が素晴らしい。
右の写真は、船渡地蔵尊。看板の説明書き。
 むかし萱生と竹之内両村で池堀りをしていたところ一枚の石に刻まれた二体のお地蔵さんが出てきました。
お寺へ移そうとしたら運ぶ人たちの足腰に痛みがおこり、さあ大変。
お地蔵さんのたたりかと思われましたが見晴らしの良いこの場所で丁重にお祀りし供養をすると、まあ不思議。痛みはすっかり治りました。
今も腰から下の病気にはこのお地蔵さんのご利益が受けられると聞く。
「天理の昔ばなし」より・・・
地元では「ぽっくり地蔵」とも呼ばれ信仰を集めています。

 

柿本人麻呂の歌碑
 

長岳寺の駐車場のそばにある、天理市トレイルセンターの庭でお弁当。長岳寺についての説明を聞き、そのあと恒例の歌を唄い、長岳寺に向かう。
 

 

 















 

長岳寺を出て、神武天皇陵と言われる行燈山古墳へ
 

黒塚古墳展示館と黒塚古墳を見て、柳本駅に向かう。