【蟹バリズムの映画イズム】

蟹バリズムと申します。見やすい!わかりやすい!をテーマに映画ライターを目指して活動しています。

『ゴールド・ボーイ』(2024年) 【映画紹介】

2024年03月09日 18時41分59秒 | 映画

みなさんこんにちは蟹バリズムです。

今回紹介するのはゴールド・ボーイです。

この作品には、中国でヒットした原作の小説と、ドラマがあります。

それを日本で映画化しました。

監督は“平成ガメラ三部作”でおなじみの金子修介さんです。


【上映時間】

129分


【制作国】

日本

【監督・脚本・キャスト】


【あらすじ】

総再生数20億回! アジア最高峰のドラマ原作を日本映画化! 義父母を崖から突き落とす男の姿を偶然にもカメラでとらえた少年たち。事業家の婿養子である男は、妻から離婚を切り出され焦っていた。遺産相続のためなら何でもする覚悟で犯行に及んだのだ。一方、少年たちも、複雑な家庭環境による貧困はもとより、少女は殺人の容疑をかけられた父の自殺や襲ってきた義理の父を包丁で刺してしまったことなど、さまざまな問題を抱えていた。「僕たちの問題って、全てお金で解決できるんじゃない?」朝陽は男を脅迫して大金を得ようと画策する。少年たちと殺人犯との二転三転する駆け引きの末に待ち受ける結末とは…。


【ネタバレなし感想】

長い原作を、129分にまとめ上げた脚本がすごい。
話がとっ散らからず、しっかりしたサスペンス。
とくに、ラスト40分くらいの怒涛の畳み掛け。
原作の舞台は中国なのに、それを感じさせない脚本は見事。
ものすごく質の良いサスペンスになってる。

初めて羽村君を見たけど、演技がすごく良い。


『梟ーフクロウー』(2024年) 【映画紹介】

2024年03月09日 13時10分49秒 | 映画

みなさんこんにちは蟹バリズムです。

今回紹介するのは梟ーフクロウーです。

ジャンルはサスペンス/スリラーとなっております。

韓国映画ですね。

大人から子供まで楽しめる超エンタメ作品です。


【上映時間】

118分


【制作国】

韓国

【監督・脚本・キャスト】


【あらすじ】

盲目の天才鍼医ギョンスは、病の弟を救うため、誰にも言えない秘密を抱えながら宮廷で働いている。しかし、ある夜、王の子の死を‟目撃“し、恐ろしくも悍ましい真実に直面する。見えない男は、常闇に何を見たのか―?追われる身となった彼は、制御不能な狂気が迫るなか、昼夜に隠された謎を暴くために闇常闇を駆ける―。絶望までのタイムリミットは、朝日が昇るまで―。


【ネタバレなし感想】

韓国の時代劇だし、ジャケットだけ見ると重たそうでハードルが高い映画だけど、全然そんなことない。

前半は
コメディ的な要素も入れれつつ、全体的な設定を教えてくれる。
後半は、怒涛の展開!
韓国映画の底力を見たなって感じ。

盲人が主人公だから、音もこだわっていた印象。
映画館で見たほうが絶対に楽しめる。

物語りの厚みと、音楽と、キャラクターと、疾走感が本当にすごい。
こりゃぁすげぇや


『SISU/シス 不死身の男』(2023年) 【映画紹介】

2024年03月09日 12時19分45秒 | 映画

こんにちは蟹バリズムです。

今回紹介するのはSISU/シス 不死身の男です。

ジャンルはアクション/戦争となっております。


【上映時間】

91分


【制作国】

フィンランド

【監督・脚本・キャスト】


【あらすじ】

俺に死んでる暇はない! 1944 年 第二次世界大戦末期、ソ連に侵攻され、ナチス・ドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。凍てつく荒野を旅する老兵アアタミ・コルピ(ヨルマ・トンミラ)は、愛犬ウッコを連れ、掘り当てた金塊を運ぶ途中でブルーノ・ヘルドルフ中尉(アクセル・ヘニー)率いるナチスの戦車隊に遭遇、金塊も命も狙われるハメに。アアタミが手にしているのは<ツルハシ1本>と<折れない心 SISU>だけ。それでも戦場に落ちている武器と知恵をフル活用し、ナチス戦車隊相手に、機銃掃射を浴びても、地雷原に追い込まれても、縛り首にあっても、挙句の果てに戦闘機にツルハシ1本で食らいついても、絶対に死なない!多勢の敵を相手に、アアタミはいかにして戦い、そして生き抜くのか――。そしてアアタミの目的地とはー?

【ネタバレなし感想】

面白い!
ひたすら逃げて殺しての繰り返し。
91分間全くブレない。
アイディアの連発、しかもそれが全部ハマってる。
映画としてすごく理想的。

『シック・オブ・マイセルフ』(2023年) 【映画紹介】

2024年03月05日 21時34分06秒 | 映画

こんにちは蟹バリズムです。

今回紹介するのはシック・オブ・マイセルフです。

ジャンルはドラマ/ホラーとなっております。


【上映時間】

97分


【制作国】

ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フランス

【監督・脚本・キャスト】


【あらすじ】

シグネの人生は行き詰まっていた。 長年、競争関係にあった恋人のトマスがアーティストとして脚光を浴びると、激しい嫉妬心と焦燥感に駆られたシグネは、自身が注目される「自分らしさ」を手に入れるため、ある違法薬物に手を出す。 薬の副作用で入院することとなり、恋人からの関心を勝ち取ったシグネだったが、その欲望はますますエスカレートしていき――。

【ネタバレなし感想】

特殊メイクがすごい。

承認欲求や欲望について、真正面から描いている作品。
注目を浴びるため違法薬物に手を出し、どんどんエスカレートしていく女性。
そのさまをじっくりゆっくり見せていく脚本。
彼女が求める未来を、物語りの途中に入れてくるのも上手い。

いいね。

『コンペティション』(2023年) 【映画紹介】

2024年03月04日 20時16分15秒 | 映画

こんにちは蟹バリズムです。

今回紹介するのはコンペティションです。

ジャンルはコメディとなっております。


【上映時間】

114分


【制作国】

スペイン、アルゼンチン

【監督・脚本・キャスト】


【あらすじ】

大富豪の起業家は、自身のイメージアップのために一流の映画監督と俳優を起用した伝説に残る映画を作ろうと思い立つ。変わり者だが、あらゆる映画賞を総ナメする天才女性監督、人気と実力を兼ね備えた世界的大スター、そして老練な一流舞台俳優の3人が集結し、ベストセラー小説の映画化に挑む。しかしエゴが強すぎる3人はまったく気が合わず、リハーサルは予想外の展開を迎えることに――。果たして映画祭のコンペティションを勝ち抜けるような傑作は完成するのか!?

【ネタバレなし感想】

ガストン・ドゥプラットとマリアノ・コーンが監督。
彼らの真骨頂であるブラックユーモアが今回も炸裂。

『ル・コルビュジェの家』のときも思ったけど、かなり建築物にこだわってる。
今回もすごい建物とロケーション。
それを活かすカメラワークと演出。
さすがですわ。

やっぱり大好き。