タイトルの通り、
やっとマスクなしで仕事に行き始めた頃、
感染してしまいました。
夜、寝る前に喉に微かな違和感を感じた翌日、
かかりつけ医院を受診してコロナ陽性となった後から丸三日間。
39度を超える熱が出たり下がったりすることも(私の平熱は35度前後)、
喉が切れるほど咳が出て背中もお腹も痛くて眠れなかったことも、
体が沈み込むように重くだるかったことも、
全部全部いつもの風邪とは別物級のコロナでした。
でも私が一番辛く恐怖ですらあったのは…
夜、朦朧とする意識の中で、
せめてもの慰めにとピローミストを吹きかけた時、
いつも落ち着くラベンダーの香りが全くしなかったこと。
アロマやフレグランスが大好きなのに、
食べ物の美味しそうな匂いに幸せな気持ちになっていたのに、
何も感じないのです。
甘い、とか、塩辛いとかはわかるのですが、
スープの出汁の風味も、
卵のふわっとした柔らかさも、
フルーツの瑞々しい新鮮さも、
すべてなくなってしまうなんて…
もしこれが治らなかったら、
こんなにも味気ない世界で生きなくてはならないのかと
ネガティブな気持ちになってしまいました。
マロンを介護し始めた時、
清潔と栄養が一番大事と胸に刻み込んだのと同時に、
マロンの面倒を見れなくならないように、
ちゃんと見送るまでお世話できるようにと、
自分の健康にも気を付けていたつもりだったけれど、
半年を過ぎて色々慣れてしまった気の緩みがあったのかもしれません。
マロンの世話どころか、
自分の身の回りの事も満足に出来ないようになった私でしたが、
この急性期の3日間、
マロンは事情がわかっているかのように大人しく過ごしてくれたんです。
たまたまそういうラッキーなバイオリズムだったのかもしれません。
でも、離れたベッドで眠るマロンの世話をするのがキツくて、
私のベッドに添い寝させたマロンは、
夜鳴きで手を取ることもなく、
静かに寄り添ってくれて泣けました。
急性期の三日間、私の命を繋いてくれたものは…
①切れた喉にも沁みなかったりんごジュース
②美味しいみかんの粒々は食べられなかったけどみかんゼリー
③味は全くしなかったけど卵豆腐
そしてMVPは…榮太樓飴
これすごく良かった。
元々ここの黒飴ファンなのですが、
しょうが蜂蜜飴がほどよいしょうがの効き具合で、
蜂蜜の甘さものどに優しく癒されました。
昨夜くらいから再びマロンたん不穏気味でわかりやすい。
すんすん言ってもそろそろ相手してくれるかなってわかるのかな。
ほんとにほんとに、
健康の大切さは失った時初めて気づくのですね。
匂いの感覚が早く戻ることを祈りつつ、
明日からの職場復帰へのリハビリもかねて、
荒れた部屋の片づけを始めます。
ああ、せめて明日が健康診断(体重測定)だったらよかったな~
ミカ