Life is …

ある日突然世界が変わってしまったマロンたんと、穏やかで優しい時間が1秒でも長く続くよう試行錯誤する日々の記録です。

今更コロナ

2023-10-17 11:53:41 | love

タイトルの通り、

やっとマスクなしで仕事に行き始めた頃、

感染してしまいました。

 

夜、寝る前に喉に微かな違和感を感じた翌日、

かかりつけ医院を受診してコロナ陽性となった後から丸三日間。

 

39度を超える熱が出たり下がったりすることも(私の平熱は35度前後)、

喉が切れるほど咳が出て背中もお腹も痛くて眠れなかったことも、

体が沈み込むように重くだるかったことも、

全部全部いつもの風邪とは別物級のコロナでした。

 

でも私が一番辛く恐怖ですらあったのは…

 

夜、朦朧とする意識の中で、

せめてもの慰めにとピローミストを吹きかけた時、

いつも落ち着くラベンダーの香りが全くしなかったこと。

 

アロマやフレグランスが大好きなのに、

食べ物の美味しそうな匂いに幸せな気持ちになっていたのに、

何も感じないのです。

 

甘い、とか、塩辛いとかはわかるのですが、

スープの出汁の風味も、

卵のふわっとした柔らかさも、

フルーツの瑞々しい新鮮さも、

すべてなくなってしまうなんて…

 

もしこれが治らなかったら、

こんなにも味気ない世界で生きなくてはならないのかと

ネガティブな気持ちになってしまいました。

 

マロンを介護し始めた時、

清潔と栄養が一番大事と胸に刻み込んだのと同時に、

マロンの面倒を見れなくならないように、

ちゃんと見送るまでお世話できるようにと、

自分の健康にも気を付けていたつもりだったけれど、

半年を過ぎて色々慣れてしまった気の緩みがあったのかもしれません。

 

マロンの世話どころか、

自分の身の回りの事も満足に出来ないようになった私でしたが、

この急性期の3日間、

マロンは事情がわかっているかのように大人しく過ごしてくれたんです。

 

たまたまそういうラッキーなバイオリズムだったのかもしれません。

 

でも、離れたベッドで眠るマロンの世話をするのがキツくて、

私のベッドに添い寝させたマロンは、

夜鳴きで手を取ることもなく、

静かに寄り添ってくれて泣けました。

 

急性期の三日間、私の命を繋いてくれたものは…

①切れた喉にも沁みなかったりんごジュース

②美味しいみかんの粒々は食べられなかったけどみかんゼリー

 

③味は全くしなかったけど卵豆腐

そしてMVPは…榮太樓飴

 

これすごく良かった。

元々ここの黒飴ファンなのですが、

しょうが蜂蜜飴がほどよいしょうがの効き具合で、

蜂蜜の甘さものどに優しく癒されました。

 

昨夜くらいから再びマロンたん不穏気味でわかりやすい。

 

すんすん言ってもそろそろ相手してくれるかなってわかるのかな。

 

 

ほんとにほんとに、

健康の大切さは失った時初めて気づくのですね。

 

匂いの感覚が早く戻ることを祈りつつ、

明日からの職場復帰へのリハビリもかねて、

荒れた部屋の片づけを始めます。

 

ああ、せめて明日が健康診断(体重測定)だったらよかったな~

 

 

 

ミカ

 

 


嬉しい回復

2023-10-07 13:07:00 | love

マロンは7月に今の病院へ変わってから、

毎日2種類の薬(ステロイドと鎮静剤)を服用しています。

ステロイドを常用すると、

火事場の馬鹿力を常に出しているような状態になり、

食欲も出るし、動きも活発になります。

肝臓に負担がかかる、などの副作用もあるのですが、

マロンのように体の小さい子は特に、

食べられなくなったら急激に弱ってしまうので、

定期的に血液検査をして様子を診ながら

続けられるところまで続けましょうというお話でした。

先日マロンを連れて受診してきたのですが、

血液検査に問題はなく、

全身状態もとてもいいと言われてひと安心。

体重を測ってもらうと、

3ヶ月前に転院した時は3㎏をきっていたのに、

今回は3.4㎏になっていました。

たった500gとはいえ、マロンにとっては大きな500g

「すごいな、マロンちゃん。食欲の秋先取りだね。たくさん食べてえらいぞ」

先生からいっぱい褒めてもらえました。

マロンがこの病気になる前までは、

完全栄養食のカリカリフードと歯磨きガム、茹でた野菜、という

とてもシンプルな食事でした。

歯磨きが苦手だったので、

糖分の摂りすぎはよくないからと、

大好きなフルーツもたまに与えるだけ。

でもね、脳梗塞になって、

抱き上げるのも怖いくらいガリガリに痩せて、

口の端からシリンジを差し込んでやっと水を飲ませていた時、

マロンが回復して自分で食べられるようになったら、

これからは食べたがるものをなんでも食べさせてやろうって思ったのです。

もちろん絶対NGとされているものはだめだけど、

長い目で見た将来の健康より、今食べたいものを食べさせたい。

この夏はスイカと桃がお気に入りで、最近は梨。

お水だとイマイチ飲みたくない時でも、

昆布とかつおでとっただし汁はコクコク飲むし、

お散歩の後は、ベビーフードのりんごジュースを薄めたのもいい。

まだ世界には美味しいものがたくさんあるよ、マロンたん。

いっぱい一緒に食べようね。



だっこで遠出して、

秋の匂いをいっぱい深呼吸して、

帰ってジュース飲んで寝落ち寸前のぽよぽよした顔が可愛くて、

ついついつつきたくなるのをぐっと我慢…。

ミカ


早いもので…

2023-10-01 14:30:00 | love

今年の夏は10月まで。

夏の初め、どこかで見かけたそんなニュースに、

まさかさすがに言い過ぎでしょ…と笑ったけれど、

本当にまだ衣替えができそうな気配ではないですね。

マロンの夜鳴きが近所迷惑にならないように、

窓を閉め切った生活をしているので、

24時間エアコンと空気清浄機必須の毎日です。

不器用ながら夢中で過ごした日々も、

気が付けば半年が経っていました。

スリングに入れてだっこでお散歩するのもすっかり日常となり、

入浴介助も少しは上達した、はず。

救世主の鎮静剤は、加減がなかなか難しく、

マロンの様子は日によって変わりますが、

以前のように一喜一憂することは少なくなりました。

自分の時間がほとんどないことや、

寝不足が続いていることにも、

慣れてきたし、望まなくなったし、

それでもそう悪くないって思えるのです。

ジェジュンのライブやトンのファンミには、

しばらく行けそうにないけれど、

だからといって彼らを好きなことには変わりなくて、

CDを聞いたり映像を見たりと、

今できることで楽しみながら、

いつかまた時が来たら、

赤い海の一滴になりたいです。



ずっと切望していた『木蘭の涙』が収録されていて、

すごくすごく嬉しかったTT

ゆっくり本や雑誌を読む時間はなくても、

好きな人の小説だけは読みます。

圧倒的に集中して心を砕く存在があるからこそ、

本当に必要なものだけが残る感覚は、

断捨離に似てるねって言われました。

ぐずぐずとむずがって鳴き続けるマロンを見ていると、

マロンと一緒にいたいという私の願いは、

マロンの辛さと一緒にあるような気もするし、

なぜか無性に『ごめんね』って何度も言ってしまう日もある。

でも穏やかな顔をしている日があると、

まだまだ行ける、大丈夫だよねって思える。

いつまでこんな時間が続くのかわからないけれど、

マロンが今日一日、穏やかに過ごせることが、

私の今一番の望みです。

そんな一日の積み重ねが少しでも長く続くといいな。

モフモフを抱っこするのが心地よい季節が待ち遠しいです。

夏の疲れがいつまでも続く時期、

みんなお体大切にね。

ミカ