Life is …

ある日突然世界が変わってしまったマロンたんと、穏やかで優しい時間が1秒でも長く続くよう試行錯誤する日々の記録です。

歩けるようにはならないよ

2023-05-29 12:38:00 | love

持ち前のガッツで日に日に動きがよくなるマロン。

当初は『次に発作が起きたら覚悟してください』

『寝たきりになるかもしれません』と言われていたので、

マロンと一緒にいられる一日一日がとても大切で愛おしく感じていました。

通院のたびに先生に褒められ、

私の方も、こんなところが回復した、とか、

こんな風に頑張ってます、などと報告できるのが楽しみでした。

最近体をおこそうとすることが多くなり、

支えてやると四本の脚に力を入れて立ち、

脚を踏み出そうとする動作も見られるようになったので、

介護用のハーネスを使ってみようかと思い、

受診の際に相談したのです。

先生は、とてもいいことだと勧めてくださり、

タオルで代用することもできるかもしれないと言ってくださったのですが…。

『でもね、残念だけど自分で歩けるようにはならないよ』

さらりと告げられた言葉に、

胸の奥をぎゅっと掴まれたような心地になりました。

たくさんの症例を診てこられ、

同じような病気のわんこの予後もご存知の先生のひとことは、

とても重いものでした。

ありのままのマロンをすべて受け入れていたつもりだったけれど、

分不相応な期待をしているように見えたのかもしれません。

もしそんな私の期待に応えようと、

マロンが無理して頑張っていたいたのならごめんね。

元気で手のかからないわんこになって欲しいのではないのです。

少しでも穏やかで快適な時間を過ごして欲しい。

マロンががんばりたいのなら傍で見守って手伝ってやりたいだけ。

でも、今よりもよくなって欲しい気持ちはもちろんゼロじゃない。

でもでも、このままでも、

もっと不自由なことがおきても、

マロンを愛する気持ちは微塵も揺らがないからね。

辛かったら頑張らなくてもいいんだよ。

こんな風にちょこんと自分で座っていたマロンたんは、

明日を見つめているように、私には見えるのです。



ミカ


救世主現る

2023-05-27 07:31:00 | love

私にとって一番気がかりなのは、

マロンを留守番させている間の安全と快適。

誰か家にいる時は、

何かあってもすぐに対応できるのですが、

仕事のため、マロンをひとりで置いて出る時は、

ネットで囲まれたテントのようなペットサークルの中で過ごさせます。

マロンの体よりかなり大きめなサークルなので、

少々動き回っても家具の角にぶつかったりすることもなく、

ひとまず安全は確保されるのでとても助かっています。

そして家にいる時も、

四六時中マロンを見ているわけにはいかないので、

フローリングに広くマットを敷いたり、

激しく動き始めた時はサークルの中に入ってもらうことも。

でもこれが時と場合によっては気に入らないマロン。

側面がネットになっているから

視界に閉塞感があるようで、

ネットに手をかけて爪のところを怪我したのか血が( ;∀;)

ネットは固くないのだけど、

頬や肩を擦りつけて皮膚が赤くなることも…。

でもやっぱり安全には代えられないのよ…と思っていたら、

意外なものが使えると聞いて早速試してみました。

120cm×60cmほどの大きさの、子ども用ビニールプールは、

お値段も近所の西松屋でセールになっていたおかげで、

2000円でおつりがきました。

ここにマットとトイレシートを敷いてやると、

ネットサークルより解放感もあって視界良好。

ふちの高さも首をのせたりするのにちょうどよく、

ビニール素材なので当たりも柔らかい。

ちょっと悪いところが見つからないくらい希望通り。

またいいものを見つけました。

ミカ


目から鱗の思い込み

2023-05-25 00:32:00 | love

寝たきりから少しずつ体が動くようになったマロン。

まだしっかりと自立して座ることは難しいけれど、

ケージの壁(ネット)を支えにして座る形でいることも増えたし、

横になったまま旋回する動きもかなり激しくなりました。

そんな動き回るマロンに対して、

一番気を付けていたことは、

家具やドアなどにひどくぶつからないようにすること。

留守番や激しく動く時に過ごすケージの中は、

特に安全でなくてはならない。

そう思ってケージの底にはヨガマットを敷き、

側面の固いところにはタオルケットなどで養生をし、

角にもクッションやぬいぐるみを置いて、

マロンが力加減できずに強く当たっても

柔らかくあるように工夫を重ねました。

それでもケージの中で運動会の如く暴れるマロンは、

おしっこでもうんちでもない時に鳴くことがあり、

それを私は、思う様に体が動かないストレスだと思い込んでいたのです。

でも今日、たまたま敷マットやベッドなどの洗濯が重なり、

一瞬だけとフローリングに直接マロンを置いた時、

驚くほど静かに落ち着いていたのです。

そして新しいベッドにカバーをかけている間に、

すうすうと寝息を立てて眠ってしまいました。

しばらくして目が覚めると、

前足を支えにして、座りたいような仕草をします。

フローリングだと爪が滑るようなので、

トイレシートを敷いてやると、

何度も何度も体を起こそうと試みます。

周りにはなんの支えもなく、

ハラハラしながら見守っていると、

支えがないからこそ自分でバランスをとろうとするのです。

ここまで体を起こせたのは病気になって以来初めてで、

得意そうな顔をしてこちらを見ます。

疲れてそのまま眠る顔もとても穏やかでした。

それからも、誰か家にいて、

マロンをケージの中でなくフローリングの床に置いている時は、

あの悲痛な鳴き方をすることがなくなったのです。

元気な頃、マロンは家の中を自由に行き来して、

夏はひんやりしたフローリングにぺたっと座っているのが好きでした。

固いフローリングは危ないと、

安全なケージの中に入れていたけれど、

ネット越しに見える風景は、

馴染んだいつもの景色とは違っていたのでしょう。

このフローリングの上にころんと寝ころんでいるのが、

マロンにとっての日常だったのに、

病気になってマロンが変わったと思い込んだ私が、

その大事な日常を奪っていたのです。

ヨガマット何枚も切り貼りして…

隙間をなくすためにプチプチ敷き詰めて…

見える世界よりも安全しか頭になくて…

無駄で余計なことばっかして

ごめんね、マロンたん。

KALDIのチュモッパの素は、

ツナマヨ混ぜたら豪華になって、

野菜スープでも添えたら立派なランチ★







これ、韓国のりと沢庵みじん切りにしたの混ぜたら

おんなじようにできそう。

コチュジャン混ぜても美味しそう。

ミカ


虫よけも天然素材

2023-05-22 12:18:00 | love

マロンとの新しい生活が始まってもうすぐ2ヶ月。

マロンの症状が安定しているのと、

私が介護生活に慣れてきたことで、

少しずつ肩の力が抜けてきて、

気づいたことや新しい問題も見えてきました。

特にこれから夏を迎え、

湿気の多い季節ならではの注意点は、

健康に快適に過ごすためにもとても大事です。

まずはこまめに水分を補給すること。

まだ自分で水が飲めないマロンには、

十分に気を付けてやらなくてはなりません。

清潔面でも蒸れ対策をしっかりと!

マロンの体力的にも、こちらの手間を考えても、

無理なく続けられるお風呂のペースは週2回。

排泄をシートやおむつにするので、

汚れるたびに蒸しタオルや専用のシートで拭くようにして、

残った汚れで肌がかぶれたりしないように。

それからもうひとつ気になっているのが、

毎年4月の終わり頃から半年間飲み続けてきたフィラリア予防の薬。

今年はまだ飲み始められていないので、

虫に刺されないよう気を付けてあげたい。

ペット用の虫よけスプレーもあるけれど、

ハッカ油を使って簡単に作れると聞いたので試してみました。

材料は三つと容器、すべてドラッグストアで揃いました。

【ハッカ油スプレー】

〇ハッカ油 5~10滴

〇無水エタノール 10ml

〇精製水 90ml

〇スプレーボトル(ポリスチレンではない素材のもの)

ボトルに無水エタノールを注ぎ、ハッカ油を5~10滴落として混ぜ、精製水を注ぐ。

不器用な私でもあっという間に

天然素材の虫よけスプレーができました。

爽やかなハッカの香りは、これからの季節にぴったりで、

蚊やブヨ、そしてGも嫌いな香りなので寄り付きにくくなるそうです。

ハッカ油はわんこには安全とのことですが、

まれにアレルギーを起こす子もいるそうで、

直接近くでシュッシュするのはやめた方がいいかな。

私は部屋の窓を開け放した時の網戸や、玄関に吹きかけたり、

消臭効果もあるのでシューズボックスにも使おうと思います。


ミカ


私の日常

2023-05-20 12:07:00 | love

マロンとの新しい生活が始まってもうすぐ2ヶ月。

 

始めは寝ても覚めてもマロンのことが気になり、

戸惑いと不安で1日が終わるごとにほっとし、

新しい1日が始まるのが怖い日々でしたが、

ここ最近、やっとこの生活が日常と折り合いをつけられたようです。

 

そう自覚できた時に、

後回しにしていた自分のちょっとした不調、

手荒れと呼ぶにはひどすぎる手湿疹が進んでいました。

 

潤うのにベタつかない、

お気に入りのイソップハンドクリーム。

 

ペペっとこれさえ塗っておけば大丈夫だったのに…。

 

マロンの排泄の世話を頻繁にするようになって、

消毒や手洗いの回数も増えていたせいか、

気づいた時には手の平と指の間の薄い皮がポロポロ剥けていて、

痒いやら痛いやら沁みるやら…。

 

人生で初めての皮膚科を受診して、

軟膏を処方していただきました。

(病院の薬ってよく効くね)

 

マロンの状態も安定していたので、

ついでに久しぶりにKALDIでお買い物。

 

 

初見のメロンバターを買った帰りに、

『奇人と変人』というパン屋らしからぬ店名ながら、

繊細な味の食パンが並ぶベーカリーに寄って、

果肉もたっぷりメロン食パンとの出会いもあり。

 

 

メロンonメロンでメロン三昧。

 

 

小さな幸せを楽しむ感覚も、

段々と戻ってきました。

 

 

ミカ