部屋片付けるにあたり
30数年間六畳一間の居間に据えられた
いつも見てみぬふりしてた
最後の大物…
食器タンスを処分した…。
小学生のとき、このタンスが運ばれてきたのを思い出す…。
ピカピカのこの部屋にしてはデカ過ぎる
立派なタンスだ。
まぁ、悪い気はしなかった。
しかし、時代はながれ、ぼろぼろになり
まぁ、物置…実用性もなくなりホコリのみが溜まり…
地震がくりゃ、一発で倒れるだろう…
このタンスと共に砂壁も塗り替えも決断し
いよいよ最終兵器に手を出した…。
昔使っていた…食器も半数は処分した…。
仕分けながら、思いがヨギル。
30年の歴史があり、まぁ、当時の暮らしぶりがわかる。
冠婚葬祭…今と違い家でやってた時代や。
燗ピンやお猪口、蓋つき湯呑み、茶たく、おしぼり受け、
まぁ、お客をもてなす数が半端ない。
昭和から平成になり段々と家で冠婚葬祭をやってのけるのは難しい。
今、いろいろと友達呼ぶとはいえ、随分スタイルも変わってきた。
昔みたいな感じ知ってるのは最後の世代かもしれんな。
今、長年使い込んだタンスを片付け、
中からいつの奴だろう、ジョニーウォーカーの
70年代にもっとも流通した、
ジョニーウォーカースウィング…
船の揺れにも倒れない、底がゆりかごのように揺れる…
たぶん親父が仕入れてそのまま開けるのも忘れタンスの奥で眠ってた…
そのじゅうぶんに寝かされたスコッチを
今ちびちびと、まぁ、この酒にしては邪道なハイボールで
呑んでる訳だが…
そやな、ロックでいこう。
ん~、寒い(笑)