山の上の聖地に向かう一本道に、
左右を分ける一本の木が立っていた。
別に運命の別れ道ではなく、
どちらに進もうが…聖地にはいけるのだ。
自分が決めた道でもうながされた道だとしても、
人生に置き換えたとしても、
誰しも聖地にはいけるのだ。
ただ…人生において別れ道が理不尽に狂わす時もある。
別れ道の木を過ぎ、聖地にはパワーが溢れていた。
これは、
いい感じだ。
…
夜、
弁慶のこっちからあっち脛を思いきり打った時、
うずくまり…
あ、もう下界に降りたんだなと、
いつものなんともしれん生活にもどったんだなと
笑えた。