楽器店に多数のギターが並んでいた。
エレキからアコースティックまで、
とにかく…いいやつが並んでいた。
ギブソン…マーティン…
2、30万のがゴロゴロある。
数十本あるなか、片隅に、
あった、クラッシックギター…
ヤマハの見た目だけでなんとも品のある…
値段は書いてなかった。
2、30なら、行くしかない…
そんな、今の俺にとって無謀な金額ではあるが、
一丁…勝負に出るべきか…と、
金額次第ではあるかもしれないと、
脳裏によぎった。
店主に、あの…これ、おいくらですか…
と、ある意味期待を込めて尋ねた…
仮に10なら予約済みに…
ほんと期待を込めて尋ねた…
あ、それね…高いよ…
でしょうね、見た目でわかります…
え~と、ね、100かな。
100ですか、
え!!
えええ…!?
え×100!!
おばちゃん、アメいくらぁ?
100万円~
とは、違う…
大阪風なコテコテのあれではない、
リアル100万円や(笑)
そりゃ高いでしょうね、見た目だけでわかります…
と、手が出るはずもなく…
だしちゃならん…(笑)
そうよね、高いよね~、二、三万のでも、いい音するよ…
いや、やっぱりかうなら二、三十万あたりの…
僕は今のでいいと、
そやな、今のでいいと…
フワッとした話しにきりかえ…
練習スタジオに戻った…。