ネイルスカルプチャーの欠点は、値段が高いこと、作るのに時間がかかること、作る人の腕次第で出来栄えがずいぶん変わること、ネイルスカルプチャーと地爪のずれが出てくるのでまめな手入れが必要なこと、などです。
ネイルスカルプチャーとはアクリルやジェルと言った素材で、自分の爪の上に直接付け爪を作り出すことを言います。単にスカルプ、と省略したりもしますね。
おおまかにはアクリル重合によって硬くて長いつめが作れるアクリルスカルプチャーと、ジェルを塗ってから紫外線で固めるジェルスカルプチャー、このようにネイルスカルプチャーを分類することができます。カルジェルというのは新素材のジェルネイルスカルプチャーのことです。
ネイルチップは両面テープではるだけですから着脱簡単ですが、地爪に直接付けるネイルスカルプチャーは簡単にはとりはずせません。
ネイルスカルプチャーはネイルチップに比べれば自然で美しいそしてゴージャスなフォームを作り出すことができます。美しさでは断然上です。
ネイルチップはプラスチックが基本形で大量生産する、いわば既製服のようなもので、お直しやセミオーダーはできますが、爪へのフィット感ではネイルスカルプチャーの相手にはならないでしょう。
ネイルスカルプチャーチップと比較した場合、そういう理由で、ネイルスカルプチャーの方がいいですね。もともと爪の形が悪かったり、長い爪を好んだりする方にはフォームを自由に作れることや強度が強いことから、ネイルスカルプチャーは便利です。
ネイルスカルプチャーはネイルサロンでの装着後2~3週間で地爪が伸びてきた時に、爪の根元とネイルスカルプチャーとの間に境目が出来たり、スカルプチャーが浮いたり、欠けたりしますので、 定期的なメンテナンスが必要になります。とるときにも削るか溶かすかなのでまた費用がかかります。
ネイルスカルプチャーを少しでも安く上げようとすれば、ネイルサロンには行かずに自宅用のネイルスカルプチャーキットを買うのもありです。綺麗なネイルスカルプチャーをさくさく作るのは慣れるまでは無理だと思いますけど、慣れれば楽しいかもしれません。不器用な人にはお勧めしませんけど。
ネイルスカルプチャーを作って2週間もすると自分の爪がかなり伸びてきて、段差が目立つので、まめなリペアーが必要です。さぼっているとカビが生えたりします。また、とるには溶かすしかありませんので地爪へのダメージもあります。
ネイルスカルプチャーの中では、ジェルネイルは爪に張ったフォームの上にジェルを塗り、これをUVで固めるものです。紫外線(UV)を当てるまでは硬くならないので、ゆっくりスカルプを作ることができます。逆にネイリストの腕が、うまい下手がはっきり出るネイルスカルプチャーですけど。
アクリルネイルスカルプチャー、あるいはアクリルネイル。ネイルサロンで一般的に、「スカルプチチャー」と呼ばれるのはこの形式です。 混ぜると重合反応が起こり硬化するアクリルパウダーとアクリルリキッドを用いて付け爪を造型します。においがきついという欠点はありますが、比較的安価で、アセトンに溶けるため剥がしやすいです
ネイルスカルプチャーはジェルもアクリルも一長一短です。カルジェルと言う、いいとこ取りの製品も最近人気みたいですけど。でも、どれにしてもネイルチップに比べれば丈夫で美しいという利点はあります。予算や生活(お仕事)に合わせて例えば指先の保護が大丈夫かどうか、よく考えて選んでくださいね。