皆さんこんにちは
寒暖の差が激しい最近ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日は太陽光発電を始める上での事前準備についてご紹介いたします。
まず初めに考慮しなければならないのはフェンスを設置するかどうかということです。
弊社の太陽光発電所です。全周フェンスで囲い、入り口は施錠してあります。
高さは2.4mのものを使用しました。材質は鉄製ですが溶融亜鉛メッキをしてありますので耐光性に優れています。
太陽光設備設置前の状況です。今回はフェンス工事を先に実施し、そのあとで本設工事を開始しました。フェンス設置のメリット・デメリットを下記にご紹介いたします。
メリット
1.工事中および工事後の盗難防止
太陽光発電設備工事において最も考慮しなければならないのは設備の盗難です。パネルやパワコンは高価で納期もかかる製品ですので、いったん盗まれてしまうと工事が滞ったり、発電ができなかったりという損失が発生してしまいます。また建設工事中は重機や工事用資材、工具といったものを現場においてあることが多いので、それらの盗難防止にも効果的です。もちろんフェンスをしていても盗難される例もありますので、100%盗難を防止するものではありませんが、だれでも自由に入れるよりははるかに効果があります。
2.いたずら防止
フェンスがないとだれでも発電所内に自由に入れてしまいます。興味本位で設備に触ったり、いじったりすることが可能です。たとえ悪意がなくても設備をいじったのが原因で壊れたり発電が止まってしまった場合のロスも考えられます。
3.安全対策
太陽光発電設備はパネルから発生した熱がケーブルを介して電力会社に売電するものです。そのため電気設備をむやみに触ると感電するおそれがあります。電気関係の方ならご存知とは思いますが、電気の知識がない方がわからずに触ってしまう可能性があります。そういったリスクをフェンスをすることで防止することができます。フェンスによって100%感電を防止することができるわけではありませんが、一般の方々の感電防止には効果的です。
フェンス設置のデメリット
1.初期投資費用の増加
フェンスはサイズや種類が多々あります。弊社では高さ2.4mの溶融亜鉛メッキのネットフェンスを設置しました。投資額を安くしたければ高さを低くしたり、鋼板製で塗装品を使用したりすれば費用を安くは抑えられます。またフェンスそのものを設置しなければ費用は掛かりません。上記のメリットにあまり魅力を感じず、必要ないという判断であれば設置する必要はありません。
2.敷地内の有効面積の減少
フェンスで四方を囲むということは、人が通れるスペースを空けなければなりません。そのため多少ではありますが敷地の有効スペースが減少します。敷地ぎりぎりまでパネルを設置したい場合などはフェンスを設置しないほうが有効に敷地を活用可能です。
まとめ
フェンス設置によるメリット・デメリットはありますが、弊社ではフェンスを設置することをお勧めします。費用を確かに掛かりますが、20年間の盗難及び安全リスクによる損失を考えれば費用対効果は得られると思います。もちろんフェンスをしたから絶対ということはありません。例えばご自宅の目の前の土地を利用して発電所を建設する場合であれば、目が届くので必要ないということであればそれでもかまいません。但し、建設中のパネルの盗難対策のために仮設資材置き場を置いた場合その費用が別途発生しますのでそれらを総合的に判断していただければよろしいかと思います。
今回は太陽光発電設備事前準備として、フェンス設置工事をご紹介しました。
太陽光発電設備工事でご相談がございましたらセイキョウまでお問い合わせください。
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