まぁ、ニュースなどでは、クビ長さんが「行政の無駄を無くしましょう!」と言って、選挙に出たりするわけなのだが、実際は無駄大好きだし、無駄を減らすと、私らのように後ろから刺されてマジで殺されるので注意が必要である。
なんで役場が無駄が多いのか?という話は色々と理由があるのだが、しょうがない理由もある。法的に色々なことが決められていて、それに合わせると恐ろしく面倒くさくなるというやつだ。とはいえ、その煩わしさにも理由があるので仕方がない。若手が「これやめましょう」とか簡単に言い出すのだが、「それがなくなるとこういう問題が起こるんだよ」という話ができるかどうかがベテランか無駄飯食いかの分岐点である。
しかし、実際には、「無駄が大好き」な職員が多く、また、そういう職員の方が出世するから、というのも結構ある。最近は潮目が変わったが、以前は残業している職員を大絶賛する傾向があった。
官製談合を引き起こした私の上司は、私を飛ばした後、私がやっていた仕事をやることで残業代が◯桁稼いだという話だった。言っておくが私は定時で済ませていた作業である。それを「優秀で肩書きも上の職員」が、残業を何百時間をやって、残業代を稼いでいたのである。人事課は大絶賛していたらしいが。
他にも、考えずにとりあえずやって、失敗して戻ってくるパターンも多い。これも、人事課は大絶賛である。要は、自分たちの子飼いだと何をやっても大絶賛、気に入らない職員だと、何をやっても因縁ふっかけて懲戒処分である。
1年分の帳票を作るのに、マクロで自動印刷、作業時間(拘束時間)は数秒の私は首、手作業で三百六十五日分作っている職員は課長になったりする。それが政令指定ムラ役場なのだよ。
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