晴走雨読

車離れ

若者のクルマ離れが進行しているといいます。

ケータイやネットの普及で通信費の支出が増えてクルマを買う余裕
がなくなったのも一因らしい。

危機感を持ったメーカーは産学共同でエンジン開発を進めるそうです。

これまでハイブリッドとCVTだけを開発してきて、小排気量ターボ
やディーゼルで世界から取り残されてしまった焦りがあるのでしょう。

燃費だけを追求してつまらない車ばかりになってしまい、更に若者
からソッポをむかれてしまった国産車。

ネット上でも若者のクルマ離れの原因として、日本のメーカーが乗って
楽しいクルマを作らない事が一番だという書き込みが目立ちます。

でも私はもう一つ別の理由があると思います。

それは徹底した交通安全教育。

日本では小さい時から交通安全のルールやマナーが徹底的に叩き込ま
れます。

おかげで昔と比べると交通マナーは良くなりましたし事故も減りました。
峠の走り屋も減ったし暴走族はほとんど絶滅危惧種?

こうして社会全体から徹底的に管理されたクルマというものに若い人は
趣味性を持ちにくいでしょう。

典型的なのがオートバイです。

30年ほど前から「乗らない・乗せない・(免許を)取らせない」の
3ナイ運動が全国的に徹底的に展開されました。

結果オートバイに乗る若者は激減。自動2輪の国内市場規模もピーク時
の10分の1近くに激減。

この間メーカーは魅力的な新型車を次々に開発しましたが、日本の若者
がオートバイに振り向くことはありませんでした。

我々が若い頃は16歳になったらオートバイの免許を取り、18歳に
なったら普通免許を取る事が当然でしたけどね。

オートバイに乗ると自由を感じたしクルマを所有する事は最高のステー
タスだった。

確かに当時は交通ルールもマナーも今の途上国並みで、事故で死んだ
仲間もいました。

交通教育や3無い運動で現在のような状況になったわけで、ある意味
交通文化が先進国なみに進化したことは喜ばしい事であります。

ただ最近の若い人のクルマ選びを見ていると、「壊れなくて燃費のいい
クルマ」という人が圧倒的に多いような。

外車は未だに壊れやすいと信じているから日本車はますますガラパゴス
化していく。

そして日本のメーカーがスポーツカーを作っても売れやしない。

クルマ離れはますます進むからメーカーはさらに生産を海外に移転し
日本の製造業は空洞化しアベノミクスは頓挫して不景気はつづく・・・・
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