そのひぐらし

日々の暮らし
ときどきカメラ遊び
お付き合い下さい

かあちゃん

2013-08-06 20:58:45 | 
かあちゃんを想うのは
だいどころ
菜っ葉を洗えば
「もう それで おしまい?」
という声が聞こえる
汚れが無くなるまでちゃんと洗いなさい・・・と言われたことはなかった・・・

「野菜がいっぱいだときげんがいいのよ」(家族が喜ぶってこと)
そう言いながらお鍋を振っていた

かあちゃんを想うのは
物干し
日照時間の短い山里
いいお天気を逃さず家族の寝具を干していた
平地に住まいを移して
年をとっても 寝具の日光浴は不可欠
兄の助けを借りながら
いっぱい干し広げていた
干しものをするときは 母を想う

字を書いても
鉢植えに水やりをしても
母を想う

母が逝ってしまったこと
そのたびに思い出す
一周忌を過ぎても
そのたびに
胸が
ぐっと
詰まって
母が
一握りの骨になってしまったことを
そのたび 新たに 思い知らされる

親とはそれほどの存在

生きていても 死んでしまっても それ程の存在



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