東京という場所は劇場がたくさん点在してるので、芝居観賞にはスゴく恵まれている。画面の向こうでしか見る事が出来なかった、女優や俳優もどうかすれば目前で対峙出来る機会を持てるのだ。
あっしもご多分に漏れず、鶴田真由に会えるとか、石原さとみを一目見たいとか言いながら、ミーちゃんハーちゃんでよく劇場を回ったっけ。
まあ難点を挙げるなら入場料がちょっとお高いですよね、という事。
この何日かで聞いた名前も、かつて劇場でお見受けした方々でしたナ。
死ぬ事を日本ではいろいろ表現の仕方をする。
死ぬ事を表す言葉と聞かれたら、誰でも何個か思いつくだろう。
単純に死亡しました。
でもいいのだが、他界した。とすると印象が微妙に変わる。
逝去、も同じように勿体ぶった感が、あるある。
鬼籍に入る。
はどうなの?
滅多に使わないし、聞かない言葉ではあるけど。
何かを成し遂げた人が行き着く所っぽい。そういう人達に付ける言葉。
平民には似合わない言葉じゃ。
一番畏れ多いのが、やっぱり崩御か。
あっし達には生涯縁のない言葉。
死に手向ける言葉一つでも、幾多の思いを測れる国。
そんな中の一員として、生まれて良かった。