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セコい将棋オヤジ

超一流になるための条件で知らない方が良いものとは何か?

ユーチューバーのRの住人
ピエロさんの動画で興味深い内容があった。
https://www.youtube.com/shorts/Nrv-reVoG0Q
渡辺明現九段が、御子息に将棋を教えていて、
いつまでも自分の域に達しない。
そこで自分が初めて将棋の天才だと気が付いた。
という話である。

渡辺明現九段は、小学校4年生(10歳)で小学生名人となり、
そのままプロ棋士の登竜門である奨励会に入会。
15歳で奨励会三段リーグを1年で抜けて史上4位の若さで
プロ棋士になる。
19歳で史上3位の若さでタイトル戦(王座戦)
20歳でタイトル戦の最上位の竜王位を獲得。
その後、永世竜王などの数々のタイトルを獲得。
藤井聡太現七冠が出現しなければ、今もなおタイトルの保持
していたに違いない。
常人なら10歳で小学校生名人になった時点で天才と思うのが普通。
客観的にも将棋の超天才に違いないが、
何と御本人はこれまで、自分は並外れた努力をしていたからこそ
今の地位を得ていた。と思っていたらしい。

いや、びっくりである。
20年以上前に出た市街化調整区域の実家終いに苦戦中の
自分には「努力」や「才能」を語る前に、
もうひとつ超一流になるためには、
必要があるものがあると考えます。
それは何か?

「環境」

ある日突然、将棋の才能に目覚めた子供がいても、
優れた将棋の指導者がいる教室まで片道1時間以内の
場所に住んでいなければ、プロを目指す実力をつけることは
困難です。(今はネットである程度のところまでいけますが、、)
オヤジはそこそこの大学の囲碁部で、
囲碁の普及指導員。将棋も出来ますが、
ともかく義務教育時代の環境が悪い。
私立中学受験⁇考えたこともない。
小学校高学年から喫煙飲酒が当たり前。
担任はFラン大文学部卒の
理論とは無縁の産休代替教師。
中学校は、プレハブ校舎で
校庭にバイクが走り回る
荒れた中学校で、
例えどんなに自分に将棋の才能が、
あったとしても、プロ棋士になろう。
どころか、将棋大会に出ることすら
思いつかない。

比べることすら間違っているが、
渡辺明先生の御実家は都内の一等地を所有する
資産家だと聞いていますし、、

先日、藤井聡太八冠からタイトルを奪取した
伊藤匠先生のお父様は、凄腕の弁護士さん。

時代をさかのぼっても、ほぼ同じ年で
羽生先生とタイトルを競いあった
森内先生も、横浜に将棋専用の家を所有しているような、
超資産家であるわけでして、
いずれも中学校から私立に通われいる。

超一流棋士になる。これからなるような先生は、
「環境」「人並外れた努力」「天賦の才」

この3つが揃って初めて超一流のプロ棋士になれる。

3つが全く揃わない自分も
渡辺明先生の話は非常にうなずけるものがありますが、
それは、渡辺明先生のような恵まれた環境の元に生まれたからこそ、
人並み外れた努力と、
天賦の才能まで語れる。

それがないにとっては、、
いや何でもありません。

ただ、将棋のプロ棋士や世界を舞台に活躍するスポーツ選手のように、
高いレベルの環境の中で
天賦の才や、並外れた努力が必要な仕事は、そう多くない。

高望みをせず、
それを知らないまま一生を終えるのも悪くはない。
そんなことも少し思いました。


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