亡国のクライシス+

闇バイトは、「叱らない教育」が原因

第二次安倍政権が発足してまもなく、「子どもは叱っちゃダメ。優しく優しくしてあげるのよ」などと言う、政権に近い教育評論家がメディアにもてはやされるようになった。

それで、
子どもを叱る親はダメな親。
児童、生徒を叱る教師はダメな教師。
部下を叱る上司はダメな上司となり、あげくはパワハラという言葉も生まれ、叱る親、叱る教師、叱る上司は次々と糾弾されて行った。

安倍政権とつながりがあったあの宗教団体の主張そのものの下卑た社会教育思想がはびこってしまったのである。

公園の桜の木を棒で激しく叩いていた小学生を注意したら、母親が飛んで来て「親も叱ったことがないのに、他人のあなたに言われる筋合いはありません!ああ、かわいそうに、棒で遊んでいただけなのにネ」と来た。

「怒っちゃダメ!優しく優しく」
学校でも会社でもすべて同じ現象である。

これじゃ、子どもに善悪の判断がつかなくなるのはあたりまえである。

闇バイトは、叱らない教育がはびこる限りなくならない。すでに中学生までが闇バイトに手を染め始めているのだ。

捕まった闇バイトの容疑者が奇しくも言っていたではないか。
「最初に闇バイトサイトに連絡した際、とても優しく話してくれたから、信用して免許証を見せてしまった」。

おそらく、叱らない母親のように優しかったのだろう。

過度な優しさは人間をスポイルする。




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