イスラエルも鉄壁と言われたガザとの国境警備を緩め、ハマスによる国境付近のキブツ攻撃をお膳立てした。
日本は、最初から勝つ見込みのない太平洋戦争に敗北し、以後78年に渡ってアメリカの支配下にある。
対空高射砲もなく戦闘機も戦車もないガザでも、イスラエルから一方的な無差別攻撃にさらされている。イスラエルは戦争終了後はかねての計画通りガザを自分の支配下に置くつもりだろう。
アメリカと協議の上、おそらくヨルダン川西岸地区自治政府のアッバスにガザを統治させ、その自治政府を長期に渡ってイスラエルの支配下に置く。ブリンケンが先月、アッバスに会ったのもそのためである。
ガザは、日本そのものである。
ガザでの不自由で抑圧的な暮らしは、これまでと変わらないが、ガザ北部に多くのイスラエル人が入植して来ることは間違いがない。日本も今もアメリカに首都圏の制空権を握られ、日本各地にある米軍基地には自由に立ち入ることもできない。あげく、トマホークなど役にも立たない兵器も大量に買わされ続けている。
ハマスなどイスラム過激派によるテロや戦争が繰り返されるかどうかは、ネタニヤフ以後のイスラエルトップが誰になるかで決まる。ネタニヤフは、ハマスを殲滅すると言うが、無理である。憎しみの連鎖は、空爆や地上攻撃で断ち切れるものではない。
国境とは、何なのだ。
戦争のすべてが国境に起因している。
何がグローバル化である。
すべての戦争、紛争は誤った為政者のプーチン、ネタニヤフ、ゼレンスキー、バイデンらの私的事情によるものである。
「国土を守る!」という言葉の空々しさよ。