長崎に訪れた目的はもうひとつあります。
原爆資料館に行くことでした。
(広島は4月に訪れました。その話は後日まとめます)
8月27日(火)の早朝
張り切って原爆記念館に足を運びましたが
早すぎてまだ開いていませんでした~
資料館前あたりから、平和公園あたりをぼんやり眺めて過ごしました。
昨日まで大雨洪水警報が発令されていたとは思えない爽やかな青空♪
待つこと30分
ようやく開館時間を迎えて、無事入館することができました。
私の個人的感想ですが
長崎の資料館は、原爆のむごさやその被害を感情に訴えるのではなく
淡々と、冷静に、後世に残す「資料」として展示しようとしている姿勢が強いという印象を受けました。
(広島の資料館がそうではないといいたいわけではありません。
広島は広島として、長崎は長崎として
起こった出来事に対する表現の違いを感じたのです)
何よりも印象的だったのは
被爆者の内臓標本が展示されていたことです。
私はその展示に圧倒されてしまいました。
広島の資料館とは異なる種類の迫力を感じたのです。
これは一体なんなんだろう?
と、いう私の疑問は
永井博士のコーナーに入って解決することができました。
永井隆博士 1908年~1951年
お恥ずかしい話ですが
私はこの時まで永井博士の存在を知りませんでした。
広島のことは幼いころからよく話を聞いていましたし、はだしのゲンも知っていましたが
被爆者であるのに医師として、被爆者の治療にあたったこの方の事を
今まで知る機会がなかったのです。
早速この方の著書を購入。
休憩スペースで読んだのですが
その内容に驚きました。
素晴らしい著書ですが
私が一番「すごいな」と感じたのは
この方が原子力エネルギーに未来の希望を見出していたことです。
P222より引用~
「人間が本能しか持たぬ動物と同じく、天然の資源を使い荒らしていた怠惰時代は過ぎたよ。
あのピカドン一発で人類は居眠りを覚まされた。
これから人類がその考えられた知恵と自由意志を正しく用いて、隠された資源を次々と探し出す時代になったのだ。
知恵が勝ち、腕力が正当な地位まで後退する時がきている。
人間が人間らしい生活のできるいい時代だ。
誠一たちはその時代に生きてる。うらやましいね」
「すると、原子爆弾は人類の居眠りをさます大気合いだったんですねえ」
~引用終わり。
ご自身も被ばくし、ご家族も亡くしたというのに
このような考え方をしていた、という事実に私は驚きました。
同時に永井博士という方に強い興味を抱きました。
今回は残念ながら時間がなかったので
近いうちに博士の足跡を訪ねる旅をしようと決めて、資料館を後にしました。
そして、原爆落下中心地公園に到着。
グラウンド・ゼロにある、中心地標柱が静かに佇んでいました。
空は、とても青くてきれいでした。
その後は記念公園へ
教科書で見た、平和祈念像を見ることができました。
私が想像していたよりずっと大きくて存在感がありました。
広島と長崎に足を運んだことで
私が今まで知っていると思っていること
理解していると思っていたことは
全然わかっていないし
知らないことが沢山ありすぎるんだ、ことを思い知らされました。
とても貴重な時間を過ごすことができた長崎の旅でした。
近いうちにまた、訪れたいと思っています。
ランキングに参加してみました☆
原爆資料館に行くことでした。
(広島は4月に訪れました。その話は後日まとめます)
8月27日(火)の早朝
張り切って原爆記念館に足を運びましたが
早すぎてまだ開いていませんでした~
資料館前あたりから、平和公園あたりをぼんやり眺めて過ごしました。
昨日まで大雨洪水警報が発令されていたとは思えない爽やかな青空♪
待つこと30分
ようやく開館時間を迎えて、無事入館することができました。
私の個人的感想ですが
長崎の資料館は、原爆のむごさやその被害を感情に訴えるのではなく
淡々と、冷静に、後世に残す「資料」として展示しようとしている姿勢が強いという印象を受けました。
(広島の資料館がそうではないといいたいわけではありません。
広島は広島として、長崎は長崎として
起こった出来事に対する表現の違いを感じたのです)
何よりも印象的だったのは
被爆者の内臓標本が展示されていたことです。
私はその展示に圧倒されてしまいました。
広島の資料館とは異なる種類の迫力を感じたのです。
これは一体なんなんだろう?
と、いう私の疑問は
永井博士のコーナーに入って解決することができました。
永井隆博士 1908年~1951年
お恥ずかしい話ですが
私はこの時まで永井博士の存在を知りませんでした。
広島のことは幼いころからよく話を聞いていましたし、はだしのゲンも知っていましたが
被爆者であるのに医師として、被爆者の治療にあたったこの方の事を
今まで知る機会がなかったのです。
早速この方の著書を購入。
休憩スペースで読んだのですが
その内容に驚きました。
素晴らしい著書ですが
私が一番「すごいな」と感じたのは
この方が原子力エネルギーに未来の希望を見出していたことです。
P222より引用~
「人間が本能しか持たぬ動物と同じく、天然の資源を使い荒らしていた怠惰時代は過ぎたよ。
あのピカドン一発で人類は居眠りを覚まされた。
これから人類がその考えられた知恵と自由意志を正しく用いて、隠された資源を次々と探し出す時代になったのだ。
知恵が勝ち、腕力が正当な地位まで後退する時がきている。
人間が人間らしい生活のできるいい時代だ。
誠一たちはその時代に生きてる。うらやましいね」
「すると、原子爆弾は人類の居眠りをさます大気合いだったんですねえ」
~引用終わり。
ご自身も被ばくし、ご家族も亡くしたというのに
このような考え方をしていた、という事実に私は驚きました。
同時に永井博士という方に強い興味を抱きました。
今回は残念ながら時間がなかったので
近いうちに博士の足跡を訪ねる旅をしようと決めて、資料館を後にしました。
そして、原爆落下中心地公園に到着。
グラウンド・ゼロにある、中心地標柱が静かに佇んでいました。
空は、とても青くてきれいでした。
その後は記念公園へ
教科書で見た、平和祈念像を見ることができました。
私が想像していたよりずっと大きくて存在感がありました。
広島と長崎に足を運んだことで
私が今まで知っていると思っていること
理解していると思っていたことは
全然わかっていないし
知らないことが沢山ありすぎるんだ、ことを思い知らされました。
とても貴重な時間を過ごすことができた長崎の旅でした。
近いうちにまた、訪れたいと思っています。
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