江戸時代に浮世絵をはじめとして日本文化がヨーロッパに多大な影響を与えたのはご存じのとおりですが、そういうジャポニズムの影響を受けた画家は、モネやゴッホ、ドガ、ロートレック・・・など枚挙にいとまがありません。
そのモネは、睡蓮の絵を実に数多く描き上げています。この景色は、そんなモネの絵を連想させますね。
次はアオイ科の酔芙蓉(水芙蓉)です。
一日の内で、その花の色を白からピンクへと変化させるという不思議な花ですが、一日中待っているわけにはいきません。
私が見た時は、一つの枝から必ず白とピンクの一対の花が咲いている不思議さに目を奪われてしまいました。
さて、ご存じの水琴窟。
ここには、たまたま中の節をくりぬいた竹の筒が置いてありましたので、それを耳に当ててみたら、地下の水琴窟の澄んだ水滴の音が実にハッキリと聞き取れました。まるで、上等な音楽を聴いているような音に驚きました。
そして、まるで時代劇の中の1シーンのような光景です。尾張徳川家の武士たちが、その辺を歩いていそうですね。
たまたま、その日はジジババ20~30人の集団客が入ってきました。
人は幾つになっても集団になるとピーチクパーチクにぎやかなんですね。
私は静寂の中の景色を味わいに行っていましたので、それらの集団の行くところと勝ちあわないように、必死の思いで避けていました。