![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/12/4542d458345a827de9ebc921c6bf0629.jpg)
今日はローター周りで多いトラブルについて書いてみましょう。
シマノスピニングリールでオートリターンを多様する人で多いトラブルがアームの戻り側の位置を決めるヘソの破損です。
オートリターンを必要以上の勢いでバチンバチンやっていると破損します、破損するとアーム角度が変わりラインの入射角度も変わります、下手をしたらラインがアームに擦れながら巻き取る事になるのでラインブレイクが多発したりします。
ラインブレイクが多い人はここも疑って下さい。
折れたヘソが粉々になってる場合は交換ですが、原型をとどめグラグラしている位だと再接着&補強が出来ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/08/804d7878a61f259a28984cb5252808d6.jpg)
ウチで使ってるのが写真の、
「プラリペア」
です。
これは溶剤に粉を混ぜて使うタイプで、上手く使えるようになるまではコツと慣れが必要ですが、溶剤で1度溶かして再接着するので樹脂系だと最強だと思います。
PP等、一部には使えない樹脂もあります。
混ぜる粉には白、黒の2色がありますのでお間違い無く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/98/f28e2d7c8aa22f61937c1e015e423b53.jpg)
写真の黒くなっている場所がプラリペアで接着、補強した部分。
同じ場所が再度割れる事は先ずありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/08/340b0312c06f74141910875f123ce201.jpg)
次はワイヤー側。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/40/daecaeace1619fe6e55e22a439629245.jpg)
ワイヤーは写真の丸い部分を叩きカシメて抜けない様にしています。
ですが長く使うと、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/b9/a7c95de21106d294b7f83cc15f5c8d52.jpg)
こちら側が開いてガタが出るようになります。
こんな時でもプラリペアを流し込み補強出来ます。
隙間を埋めるだけなら金属にも使えます。
その他では、ベールアームを固定するネジ穴再生、樹脂性ローターだとそれも出来ます。
自分でやるのに自信が無ければオーバーホールご依頼時にご相談下さい。