ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

5 特急列車の売り子  103ページ目

2011-07-26 22:30:28 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
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佐山社長    それは、君のコーヒーに対する才能を見込んでのことです。

        コーヒーに関係する知識もさらに修得してほしいと願っています。

桃子      では、なぜワインの勉強も?

佐山社長    食事とワインそして食後のコーヒーは付きものでしょう?

桃子      ほんとうにそれだけですか?

佐山社長    荒川さんに見つめられると、ある私の望みを隠せないかな?

桃子      佐山社長の望みをぜひ聞かせてください!

佐山社長    私は、経済界のトップが参加するワイン愛好会のワイン通倶楽部に

        入っているのです。

        その会合で、和音 通(ワオン トオル)という人物をプライベート

        ワイン会に招待したという話がよく出るのです。

桃子      和音さんとは、どのような人物ですか?

佐山社長    ワインのテイスティングにかけては、トップソムリエも敵わないと

        うわさされる人物です。

桃子      すごい方なのですね?

佐山社長    そうだね。

        そして、彼とワインのテイスティング対決をできたことが、

        ワイン通倶楽部の中でのステイタスシンボルになるのです。

桃子      佐山社長も和音さんとのテイスティング対決をお望みなのですね?

佐山社長    ああ、そうだ!