雪で渋滞のニュースを見ていて思い出した
10年くらい前のこと
真冬に、隣県の別宅ハナの里に向かっていた時のことだ
道路が黒くツヤツヤしている
家人の運転する車が、緩い右カーブにさしかかったとき、車が道に沿わずに直進し始めた
左は枯れ草に覆われた法面
その下は川
車は、意に反して法面を降り始めた
ガガーンと激しい音がして、車は法面の途中に立っていた木にぶつかって、止まった
家人と私は車から降り、道まで上がっていった
幸い怪我もなく、車も破損はない様子
降りしきる雪の中を、一本の傘をさして歩いて道を下ってみる
しばらく行ったところに製材所があった
無人だろうか
声をかけてみると、人がおられた
事情を話すと作業所の車を出してくださり、引き上げ作業
そこへ地域バスが通りかかり、一緒に引き上げていただいた
助かった〜
お礼を申し上げ、その場で別れ、後日再び訪問して、製材所の方とバスの運転手さんにお会いし、助かったお礼を言う
法面で車を止めてくれた立木にも、お酒を捧げてお礼を言う
だけど、あなた
車が法面を滑り落ちていた最中に、顔を見合わせて、あなたはニッコリ笑顔になっていたわね
どうした???
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