ユーロな日々

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レアルは崩壊 した

2004年03月24日 | 欧州2010-2003
サラゴサとの国王杯は、先制しながら逆転され、追いついたものの、サラゴサが10人になったのに延長になり、120分戦った挙句、決勝点を決められては敗れるという最悪の幕切れだったという。
終了後のロッカールームは静まりかっていたらしい。そのショックと連戦の疲労を引きずってアウェーでのビルバオ戦。
エルゲラのミスパスをジェティスに決められ、FKをメフィーアが競り負けてヘディングで2点目を入れられ前半終了。

レアルが反撃できるとは思えなかった。
が、後半早々、ラウルが復活の2点弾を放って同点に。これは、と思ったが、そこまでだった。
しだいにビルバオのリズムになり、後半30分、FKをゴール前で二人に飛び込まれ決勝点を許した。サルガドが集中力を欠いていた。そのすぐ後に、またもや左を責められ、エルゲラが振られて4点目。
カルロスケイロスはここでゲームを諦め、ジダン、ベッカム、ラウルを下げた。

敗因は何か。
表面的には、エルゲラとメフィーアの2センターバックの問題。
確かにエルゲラは絶好調とはいえない。ミスを犯した。
最終ラインはボロボロになった、と見える。

が、しかし、二人しか守備をしていない状況が多すぎる。
ベッカムとグティの2ブランチの責任が大きいのではないか。
少し前に、ベッカムの守備力をマケレレ比較して批判したエルゲラが、罰金を取られるという騒ぎが起こったが、エルゲラは今日もまたそう思ったろう。もちろん自分のミスには、大いに失望しただろうが。

水曜日には、モナコとチャンピオンリーグの順々決勝だという。
三冠のうち、まず一冠を逃したレアルは、全てを失うかもしれない。
そのくらいこの間の敗戦のダメージは大きい。

その一方で、バルサの躍進はめざましい。
9連勝もしたのには、ダービッツの加入が大きい。ユベントスでは後半途中で代えられることが多かったが、モチベーションが高いからだろう。すばらしい動きだ。ロナウジーニョ、サビオラ、シャビ、ガルシアらの多彩な攻撃はすばらしい。
レアルとのPK事件を契機に、ツキにも見放されていたが、バレンシアも復調した。
国王杯もチャンピオンリーグも関係ないこの2チームに比べ、今週はまたモナコと戦わねばならないレアルは、ほんとにきつい。