熊本市交通局5000形(元 西日本鉄道1000形)です。
子供の頃、カラーブックス『路面電車』で西鉄の車両として載ってたのを読んだ記憶が有ります。
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台車は川重
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マスコンは東洋電機製造
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《本文》
およそ70年前に製造され、かつては福岡県福岡市の西鉄の軌道でも走った熊本市電の車両が22日を最後に運転を終了することになり、20日から運行回数を増やす特別ダイヤでの運行が始まりました。
特別ダイヤで運行が始まったのは熊本市電の「5014号車」です。
1957年に製造された、かつては西鉄の旧福岡市内線で走っていた2両編成の車両で、1978年に熊本市電に移ってきました。
老朽化のためいったんは引退したものの2両編成で輸送力があることから8年前から朝のラッシュ時に1往復限定で運行されてきました。
しかし、車両の運行に必要な部品を手に入れることが難しくなり、22日かぎりで運行を終えることになりました。
20日から3日間は、朝だけでなく夜間にかけて、主に田崎橋と健軍町の間を往復する特別ダイヤでの運行が始まりました。
車内には、引退までのカウントダウンのパネルや昔の写真が飾られ、乗客たちが写真を撮っていたほか、沿線でもファンたちがカメラを向けるようすが見られました。
乗車した熊本市の70代の高齢男性は「福岡県に住んでいた高校時代に乗っていたので、とても懐かしい車両です。引退までにまた乗れたらいいなと思う」と話していました。
熊本市交通局は、22日に最後の運転を終えたあと、「5014号車」の記念イベントの開催を検討しているということです。
【珍しい構造の車両「5014号車」とは?】
22日に引退する「5014号車」は、1957年に製造された2両編成の電車で、車両と車両の間に台車が組み込まれた、珍しい「連接車」です。
もともとは西鉄の旧福岡市内線で走っていましたが、廃止される前年の1978年=昭和53年に熊本市交通局が買い取りました。
現在の塗装は西鉄で走っていた当時のものに戻されています。
熊本市交通局が保管している写真からは、これまでにさまざまな種類の塗装となったことがわかります。
1983年の車両は、黄色をベースに水色と赤と3色を使った塗装でした。
その後、2000年ごろには緑と白を基調とした塗装に塗り替えられた時期もありました。
熊本市交通局では同じタイプの車両をあわせて4編成購入しましたが、低床車両の導入により2009年までに3編成が廃車となり、唯一残った「5014号車」もいったん引退しました。
しかし、2両編成で乗客をより多く乗せられることから、2017年に復活が決まり、主に平日朝のラッシュ時に限り、ふたたび運行が開始されました。
また、珍しい車両のため人気も高く、去年、交通局が「推し電(おしでん)総選挙」と題して行った市電の車両の人気投票では1位になっていました。
【沿線には県内外から大勢の人】
「5014号車」の引退を前に20日から始まった特別運行を撮影しようと、沿線には全国から大勢の人が駆けつけています。
このうち、熊本市中央区にある祇園橋電停の近くでは、県内外から訪れた人たちが車両が走る風景を撮影していました。
神奈川県から訪れた20代の男性は「有名な車両が引退すると聞いてきました。レトロなところが魅力です。最後まで安全に走ってほしい」と話していました。
NHKニュース
子供の頃、カラーブックス『路面電車』で西鉄の車両として載ってたのを読んだ記憶が有ります。
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台車は川重
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マスコンは東洋電機製造
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《本文》
およそ70年前に製造され、かつては福岡県福岡市の西鉄の軌道でも走った熊本市電の車両が22日を最後に運転を終了することになり、20日から運行回数を増やす特別ダイヤでの運行が始まりました。
特別ダイヤで運行が始まったのは熊本市電の「5014号車」です。
1957年に製造された、かつては西鉄の旧福岡市内線で走っていた2両編成の車両で、1978年に熊本市電に移ってきました。
老朽化のためいったんは引退したものの2両編成で輸送力があることから8年前から朝のラッシュ時に1往復限定で運行されてきました。
しかし、車両の運行に必要な部品を手に入れることが難しくなり、22日かぎりで運行を終えることになりました。
20日から3日間は、朝だけでなく夜間にかけて、主に田崎橋と健軍町の間を往復する特別ダイヤでの運行が始まりました。
車内には、引退までのカウントダウンのパネルや昔の写真が飾られ、乗客たちが写真を撮っていたほか、沿線でもファンたちがカメラを向けるようすが見られました。
乗車した熊本市の70代の高齢男性は「福岡県に住んでいた高校時代に乗っていたので、とても懐かしい車両です。引退までにまた乗れたらいいなと思う」と話していました。
熊本市交通局は、22日に最後の運転を終えたあと、「5014号車」の記念イベントの開催を検討しているということです。
【珍しい構造の車両「5014号車」とは?】
22日に引退する「5014号車」は、1957年に製造された2両編成の電車で、車両と車両の間に台車が組み込まれた、珍しい「連接車」です。
もともとは西鉄の旧福岡市内線で走っていましたが、廃止される前年の1978年=昭和53年に熊本市交通局が買い取りました。
現在の塗装は西鉄で走っていた当時のものに戻されています。
熊本市交通局が保管している写真からは、これまでにさまざまな種類の塗装となったことがわかります。
1983年の車両は、黄色をベースに水色と赤と3色を使った塗装でした。
その後、2000年ごろには緑と白を基調とした塗装に塗り替えられた時期もありました。
熊本市交通局では同じタイプの車両をあわせて4編成購入しましたが、低床車両の導入により2009年までに3編成が廃車となり、唯一残った「5014号車」もいったん引退しました。
しかし、2両編成で乗客をより多く乗せられることから、2017年に復活が決まり、主に平日朝のラッシュ時に限り、ふたたび運行が開始されました。
また、珍しい車両のため人気も高く、去年、交通局が「推し電(おしでん)総選挙」と題して行った市電の車両の人気投票では1位になっていました。
【沿線には県内外から大勢の人】
「5014号車」の引退を前に20日から始まった特別運行を撮影しようと、沿線には全国から大勢の人が駆けつけています。
このうち、熊本市中央区にある祇園橋電停の近くでは、県内外から訪れた人たちが車両が走る風景を撮影していました。
神奈川県から訪れた20代の男性は「有名な車両が引退すると聞いてきました。レトロなところが魅力です。最後まで安全に走ってほしい」と話していました。
NHKニュース