見た夢（其の５９４）

会社の社屋の前。
何故か知りませんが、人事が突然に、出身校の卒業証明書を提出しろと言い出しました。
予め会社から受け取った申請書に必要事項を記入して、卒業証明書に添付して提出しなければなりません。
会社の入口の直ぐ右に受付が有るのですが、其の受付から社屋に沿って長蛇の列。
中々列が進みません。
私は並んで居る内に右隣の年配の外人の男性と意気投合しました。

大分列が短くなって来た頃、私は何かを思い付きました。
そして、列を外れて、会社の入口から入り、何か資格の証明書の様な物を持って出ました。
其れを其の外人に見せると、外人は『素晴らしい』と言う趣旨の事を連発して褒め千切って呉れました（日本語か外国語かは忘れました）
そうして居る内に我々の番が来ました。外人は最後尾だったんですが、私は列を外れたので外人に先に行かせて上げました。
外人は受付を済ませて入口に入って行きました。
すると、受付の中年女性が私に
「彼の外人さんは申請書を提出し忘れて居る」
と言いました。
私は
「分かりました。後で言っときます」
と言いました。

そして私の番ですが、何故か、予め記入した筈の私の申請書が有りません。
仕方無く、受付に新たな申請書の用紙を貰いました。
用紙を見ると、左上の方に『菅原経済大学』と書いて有り、其れがホワイトで消し掛かった感じなのです。ちゃんと消えてません。
何じゃ此れは？ 此の用紙で申請したら、私は菅原経済大学なる大学の卒業生と言う事になるのか？別の大学出てるのに。
其れが此の会社の中で済む話なら未だしも、転職したら、其処でも私の学歴は、本来の大学の卒業では無く、此の『菅原経済大学』と言う、聞いた事も無い学校の卒業と言う事になって仕舞うのか？冗談じゃ無い。
而も受付の窓口の左上辺りに『菅原経済大学』云々と書いて有るでは有りませんか。何やらカレッジソングらしき軽やかな曲も流れて居ます。
気が付くと、入口の左側にも列が出来て、数十メートル左の受付に向かって並んで居ました。
私の後にも２、３人の人が並び始めました。
此処で最初から記入するのは顰蹙だから並び直すにしても、用紙を変えて貰おうか。
いや、若しかしたら、こっちの受付は最初から『菅原経済大学』専用の受付だったかも知れない。
抔と悩んで居る内に夢が終わりました。