毎年112月になると南部鼻曲がり鮭の購入をします。亡き母の故郷岩手県大槌町の名産品です。この鮭は岩手県の三陸沿岸でとれるシロ鮭で産卵時期が近づくと鼻が鍵のように曲がり独特の様相を示します。
特に寒干しされた塩鮭は美味の極みです。子供達も大好物でお正月のお土産にいつも切り身を持ち帰ることを日課としています。
この鮭は歴史的にも有名で江戸時代初期に大槌城主の大槌孫八郎政貞が何とか江戸に持っていこうと塩鮭にして船で運び南部鼻曲がり鮭として有名になりました。
昔、幼いころ1944年大槌川に川の色が変わるくらいこの鮭が遡上して来るのを見た記憶があります。その後資源が減り漁獲不良の年もあると聞きます。各河川で孵化場で孵化した幼魚を川に放ち遠く北海で育ち4~5年後元の川に戻ります。地道な努力の成果を美味しく食べさせていただいています。
以前大槌に住む叔父、叔母から季節になると送られてきましたが、皆様すでに他界され、今は自分で仕入れています。今年は約4.5キロの物を1本築地から、切り身を大槌から仕入れました。やはり美味しかったです。
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