社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

当社の中国子会社から研修に来たITに詳しい営業担当者

2011-09-23 20:17:57 | ITについて

今週は中国の子会社から中国人社員2名を研修で受け入れていた。一人はもう当社では長いベテランで、経理の管理職の女性だ。韓国語も日本語も話すし、なかなかチャーミングだ。明るくそして仕事もなかなか出来そうだ。一昨日と昨日研修と会議に参加した感想だ。

そしてもう一人は、まだ若く当社に入社で半年の営業担当だ。従って日本語も仕事もまだだが、IT関連ではかなり詳しいと言う事で、今回来てもらった。今回の目的が中国の会社での仕事が拡大する中で、業務系システムを早期に導入しないと、リスクが大きいと判断したからだ。その為に業者を使ってシステムの開発をする予定だが、その仕様を決める事とその必要性を認識してもらう事にあった。つまりお客様からの引き合いから受注、製品の手配、出荷、請求から回収までの一連の流れの中で、仕事を間違いなく、ミスを犯さず、確実に行う為にコンピューターシステムが必要であり、当然当社では、システムを日々使って仕事をこなしている実例も見せる事だった。

さて、このITに詳しい(との話の)彼だが、まだ慣れていないのか、積極的にはなかなか答えてくれない。反応が鈍い。少しくらい。どの程度詳しいかわからず、かつどこまで突っ込んで良いかわからない為、機能の仕様決めの会議でもなかなか要領を得なかった。しかし相当プライドが強そうな雰囲気なので、とりあえず普通に専門用語を交えて話する事にした。

私「今回開発するシステムはブラウザーベースで動くシステムを考えている為、中国の事務所のネットワーク環境を心配しています。スイッチングハブを使っていると思うが、ハブ内のレスポンスはどうですか?」

彼曰く「スイッチングハブ???」

私はすぐ、話の内容を変更して「ネットワーク内のスループットが心配なので・・・」

彼曰く「スループット???」

私はまた、話の内容を変更して「ネットワーク内で共有している周辺機器たとえば、プリンター等のレスポンスはどうですか?印刷するのに問題はないですか?」

彼曰く「最近早くなりました。今は全く問題なくなっています」

私曰く「それはなぜですか?最近外部の専用線を変えた事は知っていますが、それはプリンターの速度には関係ないはずですが?」

彼曰く「プリンターを新しく交換しました」

経理の管理職が「それは、前のプリンターが遅かったと言う事ではないですか?」

私「・・・」

どうもいまいち理解不能だ。そして、システムの仕様決めの所で、取引先や納品先のマスターの話がでた。

彼曰く「今では、取引先とは電話より、メールを使っているのでこのシステムでも電話番号ではなくメールアドレスの方が良いのでは?」

システム会社「そうですか。それでは電話番号のフィールドはメールアドレスにしましょうか?」

彼らが言っている事は正しい。別に間違ってはいないが

私曰く「ところで、電話番号の代わりにメールアドレスに変えますが、これを何に使うのですか?このシステムの情報は納品書や請求先に使うならメールアドレスを印刷するのですか?あるいはこのメールアドレスを元にメーラーを起動するようにする等が考えられますが、本当に使いますか?」と質問した。

そして日本側の社員に「使わないだろ!そんなのが必要か!」等言われて、少し考えてから、言った「必要ありません」と

ウーンどうもまだよくわからない。

システムの言語の話になった。今回は日本で開発するので、Windows Server2008の日本語環境と開発ツールも日本語で行う予定だ。中国語の話もあったが、データの基本は英数字を基本としてくれと依頼した。そう基本英語でと。

しかし彼曰く、メニューが日本語なのは理解と了解したがインプットするデータつまり会社名や製品名に中国語での入力を希望した。UTF8に統一すればすべて問題ないと言い切った。

しかし、私とシステム会社は、基本は大丈夫だが、保障はできないと話した。そうテストもできないからだ。

しかしかれはがんとしてUTF8に統一すれば問題ないと。アプリケーションの問題でないと・・・。

基本はそうかもしれないが、現実はそうではない。実際問題がいくらでも起きている事を私やシステム会社は経験していた。そしてのこの文字コードが一番厄介な事を。

いくら言っても理解できない為、システム会社が実際に中国語と日本語が混在したシステムの画面を見せた。見事に文字化けした。彼は理解はできなかったが、認識はできたようだ。

更にシステムのレスポンスにかかわる所で、今回のブラウザーベースのシステムで、日本語入力(IME)をブラウザーベースで使うとどうしてもレスポンスが問題になる。同じ仕組みのピンイン入力もできるだけさせたくない旨を私が説明すると

彼曰く「ブラウザーベースで文字変換をする間は、通信はしていない。つまりクライアント側で処理されるので、問題はない」と。

これはなかなか鋭い。確かにそうだ。これはなかなか技術的な事も詳しい。しかし現実はそうではない。日本語文字入力をブラウザーベースのアプリケーションで使うと、かなり高速に文字変換と入力を繰り返すと、かなり問題が発生する。そう完全にローカル処理だけの間は問題ないが、連続して繰り返すと問題は多く発生する。

と彼と話をすると、かなり詳しそうだと言う事は理解した。しかし理論だけではシステムは成り立たない。理論だけで完璧に動けばみなさん苦労しない。だからバグのないシステムはない。必ず問題は発生する。そういう経験を彼が知ればもう少し詳しくなるだろう。

そしてもう一つ不思議な事に気づいた。中国側でのシステムを進める為に、今回の開発環境がWindows Server2008R2でSQL Server2008なので、その環境を向こうで用意できるかどうかを。すると一切メモを取る事なく、メールでお願いしますと。私が二つだけなのでともう一回話をすると、メールで送ってくださいと・・・。その彼を知る日本側の先輩達が、彼に「メモを取れ」と命令していた。

以前いた若者にも似たような物がいた。仕事の報告等をすぐ隣や前なのになんでもメールしていた若者を。話せばすぐ終わるのに、なんでもかんでもメールで。

そう一昨日の研修の席でも、システムについての話で、営業が受注処理をした時にメールで通知などする事ができますかと言う質問があった。相当電子メールにこだわりがあるようだ。

その中国の若者がそうであってほしくはないが・・・。もう一つは、日本語だ。そう先輩管理職と異なり、日本語がまだ理解できないようだった。つまり私のシャベル日本語が理解できなかったのかも知れない。その為に確実にする為に依頼をメールで送ってほしかったのかも知れない。

しかしIT用語は大半英語なのだが・・・。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿