液晶一体型PC(NetTop)の更なる進化、低価格化で掲載したが、インテルがネットブック用に発売したAtomプロセッサー(対抗したAMDのYukon)だが、結果的にNetTopと言う新しい市場を生み出した。これは当初から予想されたことであり、これの影響は何処に影響するのだろうかと改めて考えてみる。
私が指摘にネットブックが、IBMやPanasonicの市場を食うだろうと予測していたが、この予想が当たったのかどうかは定かではないが、少なくとも私が知る限り、コスト優先をする企業の導入は進んだはずである。つまり確実にノートブックのシェアが変わっていると解釈している。
もしそうでなければ、企業の経営者やITの役員は無能であるとしか言い様がない。最もそういう会社は、根本の所でも対策を取る事が出来ない為、淘汰されるだけの事であると思う。私が別に心配する必要はないし、勝手に倒産するだけの運命しかないし、不幸なのはその会社(経営陣)を選んだ社員と言う事になる。
さて、ノートブックには二つの顔があったがこの二面性と言うか3面性と言うか把握されているのだろうか?私なりに整理してみると
- ビジネス的な使い方その1(ノートブックをデスクトップPCと同じ用途で使用)
デスクトップの機能を求めるが、コンパクトな事を優先(机の周辺が広く使える為)し、ノートブックを使用している。 本当は、求める物はデスクトップと、同じであるが、コンパクトさを要求しているに過ぎない。勿論モバイルを想定もしてはいないし、モバイルもしない。
- ビジネス的な使い方その2(ノートブックをモバイルとしてして使用)
デスクトップの能力は求めないが、本来のモバイルPCとしての機能を求める。この場合の解決策としては
1)デスクトップとモバイルPCを使い分ける。
2)モバイルPCだけ使用し、会社には大型の液晶デスプレイとキーボートがあり、事務所にいる時は、通常これに接続してデスクトップと同じ状態で仕事する。
最近と言うか、当社のここ数年の動向は上記の2)が主流となっており、上記の1のユーザーは、単なるわがままに過ぎないし2の1)のユーザーはかなり苦労する事になる(実際自分がこれをやった事でかなり苦痛だった)。
と言う事で整理すると、本来デスクトップPCが安い為、上記1のユーザーは、ビジネス的には、無駄と思う。問題は上記2のユーザーであるが、結論は殆ど見えてきている。
つまり、私も経験したが、贅沢ではあるが、デスクトップとノートブックを併用して使うのは、データのシンクロナイズも含めて効率が悪い。それなら、最初から上記の2の2)の条件で進める方がはるかに効率的である。
さて、今までの解説というか説明と、液晶一体型PC(NetTop)の更なる進化、低価格化で掲載している液晶一体型PCとの関係は何があるのかとの疑問がわくと思うが・・・。
その私の答えは、上記1を求めるユーザーに対する答えに他ならない。つまり、コンパクトで安くて、且つキーボードで熱も発生しない新しいNetTopは、実はビジネスでかなりのユーザーのニーズを満足すると共に、これまた実はパーソナルで家で使うPCとして、ノートブックより、現実的な回答をもたらしているのではないかと私的に考えているが、結果は多分違うものになると予想される。
何故そうなると予想するかと言うと、残念ながらお店やマスコミやその周辺のチョット聞きかじったアマチアの方の意見等と、購入する人達のプライドから、結果高い方に流れると予想されると思うからである。
BENQやMSIの液晶一体型PCやeマシーン(台湾のエイサーのブランド)等の激安PCが売れないならば、別に私としては余り関係ないが、ビジネスとしてトコトン経費を削る意識の問題から考えると問題はあると思う。
特に中小企業ではプライド等は関係ないし、過去の取引等も関係ない(本当はあるが、そんな余裕はないはずである)。従って、個人的に購入する場合でも、プライドを優先する人は、それでよいが(プライドがある人程、知らない為にプライドが邪魔をすると思うが)、もともとお金がないのであれば、昔と同じように、トコトンプライド等捨てて安く購入することを考えるべきであると思う。
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