社会不安障害:SAD、ボランティアとセカンドライフ

SADで会社を休職したが、一年で復帰し、無事定年を務めて、その後の生活とボランティアについて気ままに掲載中

新しい電子頭脳を移植して甦った中華アンドロイドEKEN M002

2010-08-05 08:57:00 | ITについて

中国からやって来た米国製新型RobotのコピーロボットEKEN M002の電子頭脳が壊れた(Android Marketへの登録で、中華Android端末が起動できなくなった)。余りにも突然の事に唖然とするが、流石に中国だ。恐るべし。しかし、電子頭脳が壊れるのが早すぎる。まだ幼児の学習能力しかなく、私にもまだなついていなかったのに・・・。あまり頭脳は賢くなくて、とろかったが、このとろさが可愛くてじっくり育てるつもりだったのに・・・。

さて、電子頭脳は死んでも(OSが破壊され、起動できない)、Body(HARD)はまだ大丈夫な様だ。しかし再度生き返らす為には、新たな電子頭脳が必要だ。元と同じオリジナルが確実だが、このオリジナルを手に入れるには、かなりの時間と労力が必要だ。光の中を中国まで行って、このM002が生まれたRobot工場から電子頭脳のオリジナルをコピーしてこなくてはならない。今年の夏は、環境破壊による異常気象で、頭が焼けてしまいそうだ。とてもこの旅には耐えられそうにない。

と言う事で、可愛かったとろいオリジナルではなく、チューンナップされた電子頭脳(一般にはカスタムファームウェア:CFWと呼んでいる)を、入れてしまう事にした。「何があっても個人の責任で。CFWで更新したら、補償外で、且つ修理もできません」と、このRobotを購入する時に販売店さんから釘を刺されたが、既に死んでいる状況では、何を今更と言う事になる。

さて、このCFWだが、EKENのM001には、何種類か動作するCFWが公開されているが、今のところ、EKENのM002に対応したCFWはネットで調べる限り無いようだった。本当のバクチで、このEKEN M001用のCFWを使ってインストールしようかと思って更に調べた。

非常に数が少ないM002で、おそらく唯一と思われる貴重な情報と実際に試された方のファイルアップ情報だった。Android Marketへの登録で、中華Android端末が起動できなくなった時に、この情報が上がっていたAndroidタブレット雑記EKEN M002の付属物のコメント欄だ。

要は、EKENのM001向けCFW SlateDroid v1.3(1.7.4ベース)の一部(scriptcmdを2行)を書き換えて再作成すれば M002 で利用できたとの事。

と言う事で早速このSlateDroid v1.3を落とすべくネットを探すが、見つけてもどうやって落として良いかわからない。いくつか探した結果digital0taku blogの方のDLのリンク先からやっとダウンロードする事ができた(SlateDroid v1.3 Download)。いつも海外製のソフトをダウンロードする時に思う事だが、オープンソースやフリーソフトのDLは思った以上に苦労する。これは言葉の壁と考え方の違いがあるのだろうが・・・。これはまた別の機会に掲載したい。

さて、このダウンロードしたカスタムFWを使ってどうやってFWを更新するのだろうか?これを実際に行うのは初めてだったが、こちらはあっけないくらいに簡単にCFWを更新する事ができた。この作業に関しては、dara-jのカスタムファームへの更新手順で詳しく説明されていたので、これをそのまま参考にした。

まっさらのmicroSDを一枚準備。FATかFAT32でフォーマットしておく

  • ダウンロードしたCFWのアーカイブを展開、 SDのルートに「script」フォルダをまるごとコピー
  • 中華パッドをシャットダウン、先のSDを挿入して起動
  • 勝手にファーム更新スクリプトが実行されるので、「SD抜いてけろ」と指示がでるまで待つ 
  • 「SD抜い(ry」が出たら指示通りSDをすっこ抜くとリブートするので、これにて完了

といった具合で、非常にあっさりと更新できます

実際には左記の作業の前に、上記で変更しなければならないscripcmdファイル修正版(M002対応)を、

http://www1.axfc.net/uploader/File/so/46687

からDLして、同じくDLしたCFWの中のSCRIPTフォルダーのscripcmdを置き換えた。

※左記のSDを抜け・・・のメッセージの実際は「Please remove SD Card ・・・・・・」と表示されます。このメッセージが表示されるまで約4分弱。SDカードを取り出すと、勝手にリブート。リブート後の表示画面がちょっとおかしいが、OSが起動するので無視。

実際に上記で用意した物がそろって、作業を開始したら、何と約5分で終了してしまった。余りにもあっけないCFWのインストール成功(FWの書き換え)だった。

さて、この新しいCFWでEKENのM002を起動すると、標準のディスクトップが、変更されていた。M002標準のディスクトップが私は気にいっていたが、これは仕方がない。更に標準でインストールされているアプリも少ない様だ。この辺は何に使うかでその評価も分かれてくるとは思うが・・・。もちろん不要なアプリが沢山入っていても無駄なだけだが・・・。

実際にこのCFWで立ち上がり、タッチパネルのキャリブレーションを行い、日本語化の設定をしてから、使ってみた。

結果

  1. 明らかにオリジナルのFWより、レスポンスが良い。AP等の起動や画面のスクロール等も早くなっている。ネットで言われていたパフォーマンスの改善は期待通り実現された。おそらく、moonseのE7001相当ぐらいかこれ以上に早くなっている気がする。
  2. EKEN M002のオリジナルでは音楽再生時に曲間でノイズが発生したが、このCFWでも改善はされて無かった。同様にノイズが発生。しかし同じAPだった為、まだ結論は、これに関して早い。

と言う事で、僅か1日で、EKEN M002は復活した。しかも新しい頭脳を手に入れ、かなり賢くなって・・・。

20100704162513 20100704162505 SlateDroid v1.3のディフォルトディスクトップ。
画面をスライドさせると、右側の画面(標準ディスクトップ)が表示される。
20100704162434 20100704162921 画面の右側の三角矢印を押すとこのAPアイコンのメニュー一覧が表示される。
右は当ブログを実際にブラウズしてみた画面。

※上記のキャプチャ画像でわかる様に、SlateDroid v1.3でも画面キャプチャツールが標準で搭載されていた。


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