意外にもお問い合わせが多かったため、ご説明をさせて頂きます。
勿論、スクリプトを追加するような事はしませんし、
一部の箇所を消してしまうだけなので誰でも簡単に行う事ができます。
ただ、スクリプトを編集する前に制作中のゲームファイルをコピーして
不具合の発生を考慮して予備を作成しておくことをお勧めします。
スクリプトの追加としては上級者向けとは言えますが、
簡易的な編集は箇所が判れば初心者の方でも問題なくできます。
まず、スクリプトを開いてみて、
「どこいじればいいか分かりにくい!」ってなるかと思います。
では、アイテム選択の項目はゲーム中、
何から開くかを考えると想像がついてくるかと思います。
ゲーム中、『メニュー』を開いて、『アイテム』を選択し、
『アイテム・武器・装備・大事なもの』のような『カテゴリー』が表示されます。
ここから感づくかと思われますが、
『スクリプト』の欄に『アイテムカテゴリー』というものが存在します。
「探しても分からん!」という方もいるかと思いますので、
画像を用意してみました。
この『▼ウィンドウ』の『Window_ItemCategory』を探してクリックします。
次に『● コマンドリストの作成』を探します。
ここから、当クイズゲームは ”RPGではない“ ため、『武器』や『装備』は利用しません。
そこで、『武器』の英語は『weapon』、『装備』の英語は『armor』なため、
こいつらを消しちゃいます!
こんな感じに↓
これで『武器』と『装備』の項目が無くなりました!
逆に『アイテム』や『大事なもの』の表示を無くしたい場合は
『add_command(Vocab::item, :item)』が『アイテム』の項目で
『add_command(Vocab::key_item, :key_item)』が『大事なもの』の項目になります。
勿論、この状態では『スクリプトエラー』が発生してしまいます。
何故なら、『消した時の空白が残ってる』からです!
忘れがちなのは、『スペースキー』で発生する『空白部分』の削除し忘れによる
エラーもあるのでご注意下さい。
というわけで…この空白を無くして整えます。
こんな感じに↓
これで『空白部分』を無くして整えたので『空白によるエラー』は発生しません。
では、「他にエラーが発生するのか?」となるかと思うかもしれませんが、
考えてみれば、『一部の項目を消しちゃってる』わけなんです。
そう、そのカテゴリーに本来あるはずの『桁数』が消えるわけです。
消しちゃった分の『桁数』を整えないといけません。
そこで『● 桁数の取得』を探します。
勿論、先程までは『● コマンドリストの作成』の箇所に『4つのコマンド』があったため、
『● 桁数の取得』では『def col max return 4 end』になってるかと思います。
勿論、この『return 4』が『アイテムカテゴリーの数(桁数)』です。
当クイズゲームでの説明の場合は『武器』と『装備』の項目を削除してますので
この場合、『2つ』消している事になります。
なので、『● 桁数の取得』の箇所の『return 4』を『return 2』に変更します。
こんな感じに↓
文字色は自動的にスクリプト上で色は変わりますので
色の変更を行ったりする必要はありません。
これで『OK』のボタンを押して『テストプレイ』で
『メニュー』項目にある『アイテム』を選択し、項目が消えているかを確認してみて下さい。
『エラー』が発生した場合、
どこかに『改行した箇所や空白部分が残っている』可能性があるため、
『空白部分を消して』列を整えてみて下さい。
「それなら、項目の追加もできるんじゃないか?」となるかと思いますが、
追加をすると、その分、他のコマンドを反映させるために
『スクリプトを追加』する必要がありますので、
スクリプトに不慣れな方にはお勧めできません。
当制作クイズゲームのように
『制作はRPGツクールであって、RPGとして利用しないゲーム』で
『武器』、『装備』などを利用しない場合は、このように項目を無くす事ができます。