2016年冬終了アニメの感想の続きです。
◎「昭和元禄落語心中」(全13話。初回は1時間)
総合評価3.5点(5点満点)
菊比古/八代目 有楽亭八雲(cv石田彰)、初太郎/二代目 有楽亭助六(cv山寺宏一)、七代目 有楽亭八雲(cv家中宏)、みよ吉(cv林原めぐみ)、小夏(cv小林ゆう)、与太郎(cv関智一)など。
アニメで、短い落語だと丸ごと演じたりというのも珍しいのでは。2期決定とのこと。

上が2話、下が1話。

上が9話、下が8話。

太平洋戦争前から始まり、戦後しばらく。
落語を取り巻く娯楽の多様化、TVの登場などの変化の中でどうやって落語が生き残っていくのか、菊比古のようにこれまでの落語の形を守るのか、助六のように漫談のような要素を取り入れた新しい落語に変えるのか、
落語にかける熱い思い、落語が好きなゆえに歪んだ思い、
三角関係の愛憎、師匠と弟子の愛憎、弟子同士の愛憎、師匠同士の因縁が弟子同士の因縁になったり。
あちこちで落語を声優が演じながら。
○ 世評は相当に高いらしいですが、私にとっては、人間ドラマ、物語はそれなりに見応えはあったのですが、少しばかり駆け足であり、少しばかり物語の展開が速くて味わいに欠けたなと。
行間は十分に読める程度には描かれていたのですが、そこを実際に描いてほしいと思うか否か、という感じ方の問題でしかないのでしょうけれど。私は、何か所かでもいいので、もう少し描いてほしかったなと思いました。
「アルドノア・ゼロ」や「ヘヴィーオブジェクト」のようにスピード感が重要なものであれば、行間をあまり直接的には描かない方が良いものになったりするのですけれど。
あるいは、落語にもう少し興味があれば、もっと楽しめたのかも知れませんが、少ししか知りませんし(以前は「笑点」をよく見ていましたが。)。
◎「霊剣山 星屑たちの宴」(れいけんざん ほしくずたちのうたげ)(全12話)
総合評価2点(5点満点)
王陸(おうりく)(cv代永翼)、師匠の王舞(おうぶ)(cv山口由里子)など。



基礎訓練、基礎訓練、実践訓練、実戦訓練といった感じで、基本的にコメディとギャグですが、騙しあいもバトルもありの修行アニメ。
修行して仙人に近づくほど、より長生きになって、魔法みたいなものをより使えるということですが、修行ばかりのアニメというのも珍しい気が。
王陸は、王舞からたいしたことを教わっていないように見えましたが、、、、、薬効のある風呂に入ってばかりのように見えましたが、、、、、凄く強くなっていました・・・
最終12話も、まるで次回があるかのように、いつもと変わらずさらりと終わりました。
そういうところも含めてクスリとできるかどうか、だと思います。
私は少し退屈でした。
【shin】