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亜人(TV版)、亜人 ‐衝突‐(劇場版第2部)感想。ますます面白くなってきた

【ネタバレ】
2016年冬終了アニメと、春の劇場版の感想の続きです。

◎「亜人」(あじん)(TV版、全13話)
◎「亜人 ―衝突―」(劇場版第2部、2016年5月6日公開、106分)

総合評価4点(5点満点)

第1部「亜人 ―衝動―」(2015年11月27日公開)、第2部「亜人 ―衝突―」(2016年5月6日公開)、第3部「亜人 ―衝戟―」(2016年9月23日公開予定)。
第3部も、秋のTV版2期も楽しみです。

劇場版第2部にはTV版ではまだ出てきていないキャラがいますが、第2部は、永井圭(cv宮野真守)、海斗(cv細谷佳正)、中野攻(cv福山潤)、田中功次(cv平川大輔)、佐藤(cv大塚芳忠)、戸崎(cv櫻井孝宏)、下村泉(cv小松未可子)、オグラ・イクヤ(cv木下浩之)、曽我部(cv鈴村健一)、アルメイダ(cv森川智之)、マイヤーズ(cv坂本真綾)、琴吹武(cv斉藤壮馬)、中村慎也(cv梶裕貴)など。

劇場版の第2部は、TV版より少しだけ先の物語まで描かれていて、一方、TV版は劇場版の第1部と第2部に描かれていないエピソードがあるなど、描写が少し細かい感じです。

第1部の感想は以前書いたので、TV版も同じようなもので、良いです。(→第1部の感想へのリンク。)



アニメジャパン2016にて。左側のIBMは作り物ですが、右側の中身は人間のはずです。



○ 第2部と、TV版11話と12話で描かれた、高層ビル倒しの対決がクライマックスでしょうか。

・ 第11話。
相変わらず、佐藤を止めたい中野は圭に軟禁されたままで、圭は、なぜ佐藤から他の人を助けなければならないのかと理由が分からないという表情。

佐藤は製薬会社に予告をして、戸崎がオグラから聞き出したことを元にして警備をするも、佐藤はどうするのかと思ったら、近くの高層ビルを爆破して製薬会社の上に倒して全滅させると。そのとき、その高層ビルの屋上から一緒に製薬会社に落ちる時の楽しそうな顔と言ったら、狂っているとしか言いようがありません。

その生中継をスマホで見ていた圭が、そこまでするのか、と言いつつも冷静な反応しか示さなかったのも、狂っているという面もあるでしょうが、圭は頭が良過ぎる設定ですから、先がある地度見えていれば驚きも半減以下になるというだけのことかもしれません。

日本には実戦経験が豊富な警視庁のSATがいて、それと対戦してどちらが強いのかを示したい佐藤。佐藤が勝てば亜人に従う人が増えると踏んでのこと。

さて、戸崎の警備方針を聞いて、戸崎の監視役でもある曽我部は賛成し、それを厚生労働大臣に報告し、オグラを監禁していると悟りましたが、やりたくてもできなかったことをした戸崎なので、知らないことにしておくと。
亜人を利用して裏で金をもらっているので、佐藤に暴れられては困る人たちですし。

製薬会社の社長がIBMとかを信じていなくて、何ができる、とタカをくくっていましたが、そういう社長というのはいずれにしてもダメな社長ですね。気づいた時にはもう遅い、と。

・ 第12話。
佐藤が単身で飛び込んでSATと対戦。オグラのアドバイスもあって戸崎は、3秒ごとに銃で佐藤を殺して生き返る隙を与えない作戦。作戦を変えてきたなと佐藤は少し驚きましたが、想定外自体は織り込み済みだった様子。
仲間がSATを狙撃するなど(それにしても、腕が良すぎ。)、支援がありましたし、最後はIBMに佐藤を守らせ、銃弾が佐藤に当たらないようにするとか、余裕の佐藤。SATを全滅にしました。

圭は、予想通りといった感じで、終始落ち着いてTVを見ていました。
中野は、驚いていました。

亜人によるテロと言えばテロですが、差別され、死なないから何度も殺されるという人体実験に使われている苦痛に苦しんでいるので、亜人の権利を認めろという主張はもっともですし、権利も人体実験の事実も認めない、いわゆる普通の人間への抵抗ですから、100%間違っているというわけでもありません。

凄い戦い方でした。凄く面白い戦い方でした。


○ 第2部にあり、TV版にはない部分。

・ 中野がおバカで、コメディ要員と言うと言い過ぎですが、シリアスな物語ばかりなので少しだけバランスを取ったのかも知れませんし、一般的にはその方が飽きにくくていいのかもしれませんが、私には少しばかり違和感。

・少年院でしょうか、そこから試しに脱獄してまた捕まった琴吹が亜人であることは容易に想像がつきました。

自分が脱獄したいので脱獄方法を教えろとして暴行してくる同室の3人に、琴吹は反抗せず。おせっかいで琴吹を助ける海斗を邪険に扱いつつも最後は(圭の友達だと知っていた。)、脱獄したければ一度だけ手伝うと言うと。

様々なIBMがいますから、そういうIBMがいてもおかしくないよね、というIBMでした。なるほど、です。と思ったら、キービジュアルになっていますね。

○ さて、TV版でも第1部でも海斗の手際の良さが気になりましたが、第2部でもその理由は不明なまま。そういう設定というだけのことなのか、幼少時に圭が亜人だと知ったのかでしょうかね。

さて、TV版と第2部にありましたが、どんな拷問を受けても口を割らなかったオグラでしたが、FK(タバコの銘柄。)を持って来いと言い、それを吸うと簡単に話しました。肉体の痛みには耐えられる旨も言っていました。

肉体的苦痛よりも精神的苦痛に弱いというのはありがちな気はしますが、それにしても極端です。第3部か秋放送のTV版第2クールを見ないと言い切れないですが、オグラの異常性の一端でもあるのでしょうけれど、人はパンのみにて生きるに非ずということでもあるのでしょう。


【shin】
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