神風連血涙史、神風連の領袖である石原運四郎の遺児・石原醜男氏の執念の大作。
神風連の乱を正しく伝えようという彼の執念が纏められた一冊です。
読んでいくと、僅かに対する政府側との見解の相違はあるものの、あくまで遺族の想いを代弁したものと捉えれば非常に研究に役立つ書物です。
十数年前は入手困難かつ高額な物でしたが、最近は手に入りやすいので、神風連(敬神党)の事を詳しく知りたい方は熊本の書店をお尋ね下さい。(ネット購入がオススメです)
幕末の政変で都を追われた長藩が再起をかけて上洛し、主君の復権を賭けて大戦に臨みました。天子様の禁裏へ攻め込んだ際に最も激戦となった舞台の名を取り、禁門の変ないし蛤御門の変と呼ばれています。
来島又兵衛は長藩の勇猛果敢な武士たちを率い、禁裏内で待ち受ける諸藩隊に一時優勢となりました。
奮戦も虚しく、薩摩會津の激しい銃撃に遭い、又兵衛は討死。
勇将を失った長藩は、敗走への道を辿ることとなります。
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