長岡花火は、8月2日の3日の二日間開催されますが、前日の8月1日の夜10時半、『白菊』という名の花火が3発上がります。それは、昭和20年8月1日の同時刻に、長岡市が大空襲をうけ、たくさんの罪のない『民間人』が老若男女問わず亡くなったからで、その時間に合わせて花火を上げることで追悼の意を表しているそうです。
子供のころ、家族と近所の人達と、車で信濃川の土手まで出かけていき、長岡在住の叔父さんが場所を取っておいてくれたビニールシートの上で、花火を観ました。音がすごくおおきくて、最初は怖かったのですが、すぐに慣れました。たくさんの人達が楽しそうにしていて、いい夜でした。高校生の頃は毎年吹奏楽部の皆と観に行きました。いい思い出です。
現在では人気が出て、そのように自由に場所取りをできるスペースは限られ、ほぼ有料席で、買うにもその抽選に当たる必要があるとのこと。だから、今回のように、涼しい映画館内で大きな画面で、長岡花火が楽しめるのは大変よい機会だと思います。映画の前半は長岡市と花火の歴史、後半は花火の映像がふんだんに流れます。あの信濃川の土手の本物の臨場感には負けますが、大変おすすめです。
山下清画伯が言っていたそうです。『みんなが爆弾なんかつくらないで きれいな花火ばかり作っていたら きっと戦争なんておこらなかったんだな』。その通りだなあ、と思って鑑賞してきました。
サンリオは『かわいい』で世界を平和にし、長岡市は『花火』で世界を平和にする。さて、私は?
私はせめて自分の半径10メートルは平和にします。嘘をつかず、生き物に優しくして、忠義を大切にする。笑顔で接して、良い言葉を使う。これらを地味に続けていけば、きっとそうなるはず。そして、全体を構成する一人一人が半径10メートルを平和にできたら、世界中が平和になりますね。難しいけど。でも、可能性はある。
今日も、皆様がそれぞれの場所で、最高に幸せでありますように。
悩み苦しみが無くなって、願いごとが叶えられますように。
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