ゴールデンウィークは与板町に帰省した。東京に慣れれば慣れるほど、与板町の良さを実感する。
何しろ、人がい過ぎないのが良い。適度にいてくれる。また、道が広くて良い。「そんなことくらいで?」と思うなかれ。人にぶつからないように歩くストレス、通勤の満員電車のストレス、これはコロナ禍でも分かったが、けっこう疲れるのである。
そして、アメリカの田舎ほどに家と家の間隔が広過ぎないのも良い。陸の孤島くらいに人がいないようでは、修行僧には向くだろうが在家の一般人には孤独が染みるだろうし。
一番気にいっている点は、荘厳な神社仏閣がたくさん点在しているところである。大好きなのは上町の脇にある、直江兼続の菩提寺の徳昌寺だ。母が子供の頃はたくさんの子供達が気軽に遊んでいたという。
当たり前だけど、お寺にはお墓があるのがまた良い。親類や知人達のお墓をみると、いずれ死ぬんだよなと思い、死ぬまで達成したいことに対してやる気が出るのと同時に、日常の煩わしい気持ちやプレッシャーが減る。
自分の外側にどんな事が起きても、自分の中にうまれる思考と感情が苦しみの元である。お坊さんたちは、そんな心の扱い方を学んで解脱を目指したわけだけど、昔から脈々と続くお寺に行くたびに、業と対峙してより良い人間を目指した気合のようなものが感じられて感動する。
今日も、皆様が幸せでありますように。
それぞれの場所で、最高に幸せでありますように。