ぼくが初めて自分の意思で購入したシングル盤は、クレージーキャッツの『スーダラ節』で、赤いドーナツ盤だった。
それからしばらくシングル盤を買ってない。買っていたのは、『狼少年ケン』『スーパージェッター』『パーマン』といった当時人気のあったテレビマンガのソノシートだった。
小学4年の時、久しぶりにシングル盤を買った。ザ・スパイダースの『いつまでもどこまでも』だ。あの頃、井上順が好きだったのです。
以降、ザ・フォーク・クルセダーズの『帰って来たヨッパライ』、ビートルズの『ヘイ・ジュード』と続く。
5年生の時に買ったのは、ザ・タイガースの『シー・シー・シー』と、そのタイガースの映画『世界はボクらを待っている』に出ていた久美かおりの『くちづけが怖い』。久美かおりはこの歌で、その年のレコード大賞最優秀新人賞をとっている。
6年の時には、月亭可朝の『嘆きのボイン』。例の「ボインは〜 赤ちゃんが吸うためにあるんやで〜」というやつです。
以上が、中学入学以前に買ったシングル盤だ。今手元にあるのはそれだけなので、それが全てだと思う。
中学以降になると、アルバム中心に買うようになり、シングル盤を買うことは少なくなった。
シングル盤で買ったのは、上條恒彦の『誰かが風の中で』(テレビドラマ『木枯らし紋次郎』の主題歌)くらいだ。
社会に出てから買ったシングル盤は、嘉門達夫の『ヤンキーの兄ちゃんのうた』と、橋幸夫の『すっ飛び野郎』の2枚だけだ。
『嘆きボイン』ここではお見せできないが、このレコードのジャケットが、思春期前の男子の心を掻き立てました。
『すっ飛び野郎』橋幸夫先生の隠れた名曲です。リズム歌謡の真骨頂です。ドラマ『王様のレストラン』の中で、山口智子さんが歌ってましたね。