昨日書いた「シングル盤」の続きとして、「LP盤」のことを書こうと思ったが、シングル盤よりもはるかに多く持っているので割愛します。
いちおう思い入れが強いアルバムを書くとすれば、シングル盤でも触れたザ・タイガースのサントラ盤『世界がボクらを待っている』。これは生まれて初めて買ったLP盤で、小学５年の時に買った。最初はそれまでに出ているタイガースのシングル盤をすべて買おうと思い、それまでに貯めたお小遣いやお年玉を持ってレコード屋に行ったのだが、そこで見つけたそのアルバムにはそれまでに出たシングル曲がほとんど含まれていた。「こっちのが得やん」ということになり、それを買い求めたのだった。
映画のサントラ盤だから、そこで歌はもちろん、映画のワンシーンのセリフなんかも入っているわけで、岸部一徳さんの若い頃の声がそこで聴ける。そのしゃべり方は、ドラマ『ドクターX』の中で、「未知子〜」とか「メロンです。請求書です」と言う時とあまり変わらない。
他に思い入れが強いLP盤は、高校時代に揃えた、吉田拓郎さんの『人間なんて』『元気です。』『よしだたくろうLIVE’73』、井上陽水『氷の世界』、ボブ・ディランの『偉大なる復活』『血の轍』、ビートルズの『ラバー・ソウル』『サージェントペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』。特に『サージェント・・』は聴き込みすぎて、たくさんのキズが入っている。CDやストリーミングで聴いている今でも、そのキズの箇所になると、頭の中で「ポツポツ」音が蘇る。
社会に出てから買ったものでは、来生たかおの『夢の途中』、吉田日出子の『上海バンスキング』。
LP盤を買っていたのはこの頃（1980年代前半）までで、以降はCDを買うことになる。
映画『世界はボクらを待っている』を探してみたが、コンテンツ無効になっていたので、こちらの方を貼っておきます。
