ラジオから古い歌が流れていた。例えば50年以上前の歌謡曲だとか、その頃流行ったGSの歌だとかだ。
番組を制作しているプロデューサーは、きっとぼくと同じ世代の人なのだろう。その時代に生きていた人にしか、出来ないような選曲になっているからだ。
ところでそういう歌を聴いていて、気づいたことがある。それは歌詞がおかしいということだ。
メロとサビの歌詞の内容が違うものだったり、誰も知らないのに伝説だったり、うぶな女性が一人で飲み歩いていたり、とにかく現実味を感じないものが多くある。
さらに思うことがある。それは、安易に人が死んでいるということだ。
死んだ人のほとんどが恋人、それも女性で、病死したり、冬山で遭難したり、神隠しにあったり、湖に身を投げしたりして、その生涯を終えている。あの当時、それほど恋人と死別することが多かったのだろうか。
さて、その気持ちを代弁する歌手は、死んだ恋人に「逢いたい」と言っては変な振りをつけながら、溌剌と歌っていた。威圧的に歌ったり、格好つけて歌ったり、時には笑顔を浮かべて歌っている人もいた。
そういう過去の映像を思い浮かべながら、ぼくは笑ってラジオを聴いていた。
2,
歌詞といえば、いつも思っていることがある。それは、『22歳の別れ』の中で、目の前にあった幸せ(金のことか?)にすがりつき、5年間付き合った彼に、「あなたは変わらないでくれ」と別れ際に言い放った、身勝手な女のその後を知りたい、ということだ。
さて、彼女はどうしているんだろう。
ぼくは結ばれた人とも別れていると思っている。5年も付き合った彼を、幸せに目移りしたと言って袖にするような女だ。彼女の中にある貪欲さは、一人や二人の男で満たされるものではない、と考えるからだ。
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