潮路のとはずがたり雑記 **shioji's notes

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炎環(永井路子作,感想)

2022-09-12 19:30:00 | 本・小説

 うッ💦、よしずをしまうのが一週間早かった予感。あと数日は残暑たっぷりの天気みたいです💧。

 

 

歴史小説にアレルギー? - 潮路のとはずがたり雑記 **shioji's notes

四国が梅雨入り平年より8日遅く中国地方、マダー?……って明日あたりですかね。この頃思うのですが、私日本の歴史小説って苦手かも(´・ω・`)。実は私...

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 前に↑こんなことを書いたのですが、懲りずにまた読んでみました>歴史小説。

 

 永井路子『炎環』文春文庫 (リンクはAmaです。kindle版もあるもよう)

 wikiまであるほどなので解説は要らないくらいかな、の直木賞受賞作。鎌倉幕府の初期を舞台に頼朝を取り巻く四人(阿野全成、梶原景時、北条政子妹 、北条義時)を主人公にした連作短編形式の小説です。

 以下ネタバレというか、史実で明らかなこととは別に作品の内容にも触れますので未読の方はご注意下さい。

 

 

 またまた例によって駆け足で読んでしまったのですが、そうせざるを得ないほど濃い内容で。それから人物が登場するたびに「これ、誰だっけ?」と立ち止まって考えたり、前を読み返したりする必要があったので、いつもよりとにかく時間がかかってしまいました。

 ただ前回読んだ『姫の戦国』よりは、ずっと抵抗なく読めた歴史小説でした。鎌倉時代でもとりわけ血生臭いこの時期は、生への執着とより強い権力を求めるというベクトルだけで人物が説明出来るので、細かい心理描写がどうとかいう点は、あまりに気にならなかったのかもしれません。

 北条政子の妹(阿野全成妻)が「保子」という名前に設定されているのも馴染めました。大河はなんであんな現代的な名前になってるんでしょうね? 政子ももっと呼びやすい名前が別にあったのかもしれませんが、少なくとも妹は「○(漢字一文字)子」という名前を成人後は持っていたはず。

 

 ところでこちら、短編を四作集めて一冊にしたわけではなく、すべてあわせて一つの作品なんですね。あとがきにもそういうこととか、いろいろ書いてあったのですが難しい……。また時間があるときにあらためて読んでみたい気がしますが、ほかに「読まなきゃ」な本がたくさん積んであるので、実現しないかも。

 

 (※作家の方の敬称は省略しております)。

 

 積ん読といえば、「konozama」喰らったあとようやく手に入れた『Return of the Thief』のペーパーバック版。

 

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  Return of the Thief、ようやく届く - 潮路のとはずがたり雑記 **shioji's notes

 

 大騒ぎして手に入れたのに、結局、あれから読んでない……(´;ω;`)。

 

Return of the Thiefを読み始めてはみたものの - 潮路のとはずがたり雑記 **shioji's notes

今日も一日暑かった……。空気も乾燥しているので、洗濯物がよく乾きます。なので、熱中症注意です。本日は先日買った原書の話ばかりでアレですが、もしよろし...

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 が。

 この本、Amaをチェックしてみると、ぐんぐん価格が上昇してますわ。私が予約でぽちったときは1,475円でしたけど、さっき見たら1,723円にまで上がってました。発売後入荷があって入手可能になったときは確か1,500円台だったんですけどねえ。

 3ヵ月でこれとは……円安、恐るべし❗️(早く買っておいてよかった……)



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