《試練》――現在史研究のために

日本の新左翼運動をどう総括するのか、今後の方向をどう定めるのか

イスラエルは空爆を直ちにやめろ~~パレスチナ・ガザ地区支援・連帯の運動を広げよう

2014-07-11 23:01:39 | 中東・北アフリカの政治経済―世界の動きⅥ
イスラエルは空爆を直ちにやめろ~~パレスチナ・ガザ地区支援・連帯の運動を広げよう// ●一方的な攻撃と虐殺を許すな//  イスラエルによる本格的空爆が開始されて今日(7月11日)で4日目、ミサイルによるガザ地区の死者は10日だけで30人、合計85人、負傷者300人以上(AP通信)と報道されている。  イスラエルの空爆はマスコミが報道するような「戦争」ではない。なぜならそれはイスラエルの一方的な攻撃と虐殺だからである。戦争にもならないのだ。戦争は双方の戦闘が起こるものだが、あるのはイスラエルの一方的な空爆と虐殺だ。ハマスのロケット弾攻撃はイスラエルにとっては「子どもの遊び」でしかない。その9割は「アイアン・ドーム」と呼ばれるパトリオット・ミサイル、地上発射の迎撃ミサイルで撃ち落とされている。それをかいくぐったロケット弾も市街地などは狙わない。そもそもイスラエルと西岸地区にはパレスチナ人が住んでおり、発射されるロケット弾は人の住んでいないところが狙われる。だからこそ100発以上のロケット弾が飛んだといわれるが「数人の負傷者」とイスラエルは発表しているが、それもロケット弾の直接の被害かどうかはよくわからない。全てがイスラエルの攻撃を正当化する口実だ。 . . . 本文を読む

今も続くイスラエルによるパレスチナ占領・封鎖・虐殺――私たちの課題は何か

2014-05-30 16:55:54 | 中東・北アフリカの政治経済―世界の動きⅥ
1.PLOとハマスの和解と統一政権合意について//  4月23日、PLOとハマスは7年間の政治的分裂に終止符を打つと発表した。私たちには電撃の発表だった。これまで統一の試みは2度で、統一の話し合いは幾度となく聞かされ続け、その都度、その試みは残念ながら破綻した。今回も同じことの繰り返しなのかと冷めた気持ちでニュースに接したが、西サハラ解放戦線・ポリサリオを支援してきたスペイン在住の友人が「今度こそは」という思いを届けてくれたこともあり、注目している。  今回の和解合意の背景には現在のパレスチナの厳しい現実がある。イスラエルによる占領・封鎖・虐殺の現状の中で、パレスチナ人は現在と未来に一筋の希望の光さえも見出すことができない。連日のごとく、パレスチナ人であることを理由にイスラエル軍により若者が射殺されている。ガザには偵察機が飛び交い、F16戦闘機からのミサイル攻撃はピンポイントであろうと住宅への攻撃であろうと容赦なく襲いかかってくる。ガザ地区はイスラエルによる封鎖によって真綿で絞め殺されてしまい背骨も折れた。 . . . 本文を読む

日経新聞を読み解く~エジプトの軍事クーデターとパレスチナ解放をめぐって

2013-08-15 22:11:00 | 中東・北アフリカの政治経済―世界の動きⅥ
日経新聞を読み解く~エジプトの軍事クーデターとパレスチナ解放をめぐって (1)  エジプトの軍事クーデターの記事を読みながら、いつも「中東・アラブ諸国の解放はパレスチナの解放なくしてありえない」と考える。 . . . 本文を読む

2013年2月 中東・北アフリカの政治経済―世界の動きⅥ

2013-04-11 01:13:05 | 中東・北アフリカの政治経済―世界の動きⅥ
2013年2月 中東・北アフリカの政治経済―世界の動きⅥ 《パレスチナ》 ○2月13日(水曜日)および14日(木曜日)、東京にて、「パレスチナ開発のための東アジア協力促進会合(CEAPAD:Conference on the Cooperation among East Asian countries for Palestinian Development」が開催 (13.2.15 外務省)。 ①参加国・国際機関は日本(主催)、パレスチナ(共催)、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア、ベトナム、ブルネイ、韓国、アラブ連盟、イスラム開発銀行、国連、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)、世銀。②「二国家解決」を通じた和平実現を後押しすべく,日本のイニシアティブの下で設立された。③パレスチナ開発のための東アジア協力促進会合(CEAPAD)共同声明(骨子)は「 交渉に悪影響を及ぼし得る行動の自制」を要求。 . . . 本文を読む