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ろうに学ぶ

2016年11月19日 20時44分11秒 | 日記
まめぞーです。

今日は和次朗太のろう学校の文化祭に男デーで行ってきました。

バス停探しで迷子になり、若干遅刻。



抱っこヒモの確認もしっかりとしました(笑)

和次朗太が行っている学校は日本手話を第一言語としている学校です。

午後中は発表会のように舞台での表現でした。

音声がない世界。

手話と光と影の演出。

幼稚部から中学部までの発表でした。

初めの小学部がシャボン玉を表現していました。

初めからなぜか涙が止まらない。

今まで知らなかったろうの世界。

世間では障害者と呼ばれていますが、なんて生き生きと自然体で楽しそうに表現しているんだろう。

どっかの保育園のやらせの発表会よりもよっぽど子どもたちが主体的に日々の生活から話し合いを重ねて創ってきたんだなと感じる表現でした。

今までにない感情を引き起こしていただきました。

これも和次朗太が生まれてきてくれたおかげです。

ろうの子が生まれてくる確率は千人に一人だそうです。

クラインフェルター症候群で和次朗太の染色体異常は十万人に一人。

ということは一億人に一人の確率?

しかも和次朗太という名前は他にいるのか?

まさに奇跡の男です。

子どもたちの表現を見ていて、息子の寝顔(ほとんど寝てました)を見ていて、いろいろなことを思ったのであります。



写真はおむつ交換のひととき。






さらに保育の原点を感じました。

無駄な声かけが多い保育の世界。

手話という表現と声がなくてもコミュニケーションをとる姿。

言葉や指示で子どもを動かす必要は全くないんです。

人と人が育ちあう原点を学ばせてもらいました。

保育業界の人は是非見学に行くと良いですよ。

本当に勉強になります。








いつもはかあちゃんが平日ろう学校に連れて行ってくれているんですが、その大変さもたくさん感じました。

ずっと抱っこで肩は痛くなり、脇腹はつりそうになるし、大声でわめくし(笑)

子育てをしているかあちゃんの大変さを身に染みて感じました。

世間のかあちゃんをもっと大事にしましょう。







手話に自信のないまめぞーはろう学校に行くと、自分からなかなかコミュニケーションを取れないのですが、以前手話講習会でお世話になった方にお会いでき、ろうのお父さんとも少し話すことが出来ました。

手話はわからないと初め断言したのですが、ろうの方には関係なし。

手話ができる、できないではなく、コミュニケーションを取ろうと話しかけてくれるんです。

手話ができるに越したことはないけど、それよりも人としてどうコミュニケーションを取るかが大事なんだと学ばせていただきました。

今まで何回かろう学校に行って殻にとじ込もってしまっていましたが、自分から積極的にいかないとダメだと改めて感じることができました。









午後は作品の展示を見学。

様々な表現や製作物を見ることができ、さらに和次朗太の通っている乳児クラスの様子も動画で見ることもできて、日々の様子がわかりました。

なんか、自分、とおちゃんやってるなーと感じました(笑)

保護者の立場を感じることができてちょっと嬉しかったのであります。






ということでおとといは大吉つぁん、昨日はこうちゃんとあそぼう、そして今日はろう学校の文化祭と、かなり身体は疲れましたが、濃い三日間で学びが多かった日々でした。

とにかく家族、職員、仲間と一緒に成長していきたい。

まだまだ前を見て進んでいこうと感じた三日間でした。

お会いできた仲間に感謝です。

ありがとうございました。




明日はゆっくり過ごしま~す。