11月4日、JR北海道の誇る車両が一つ、姿を消しました。
キハ183系5000番台「ニセコエクスプレス」。ニセコ地域の観光を目的とした3両編成のリゾート特急車両です。
丸みを帯びた斬新なデザインと、白と青と赤を組み合わせた独特の風貌は、キハ183系が持つ速達性と観光特急としての彩を欠かさず持ち合わせていました。
最終運転となったのは、ニセコエクスプレス発祥の地でもある、函館本線の通称”山線”。10/29、11/3、そして11/4の3日間、札幌―倶知安を特急として1往復運転し、その間に倶知安―蘭越を2往復するダイヤが設定されました。
ということで、私も最後の記録に出発です。
『DAY1 2017/10/29』
[函館本線 1928D 札幌6:08→然別]
《札幌 6:08発》
朝の札幌駅を、始発然別行きで出発します。
ところで恥ずかしいことに、札幌に来てからもうすぐ6年がたつにもかかわらず、ニセコエクスプレスは全く記録してませんでした。
ニセコエクスプレスは非常に動く時期が短く、夏と冬に2週間程度しか動きません。特に2012年のエンジントラブル以降臨時列車の設定が減ってしまったこともあって、臨時「北斗」とニセコ方面の臨時特急「ニセコ」などでしか見られませんでした。
3両という短さから「北斗」では大混雑の温床となっていたのであまり良いイメージがない時代が続いていました。
小樽駅で待機する733系+731系の普通列車。
朝ラッシュなので札幌方面に向けてバンバン列車が運転されます。
一方小樽方面はというと、小樽のホームが計4線しかないこともあって次の列車は約1時間後。なのでDも電化区間では立ち席になるほど乗客がいるのです。
《余市 7:35着》
余市で下車。1回目の撮影場所へと向かいます。
向かったのは余市陸橋と呼ばれるポイント。赤井川に続く道道が線路をまたぎ越すポイントで、札幌側(北側)にある歩道が撮ることができます。
然別で折り返してきたを後打ちで。
この後列車通過15分前くらいまでは誰もいなかったのですが、そこからわらわらと同業者が現れ……
9時30分過ぎ、ギャラリー8人となった余市陸橋にニセコエクスプレスが接近。
【2017/10/29 9:31 9032D 特急「ニセコエクスプレス」 余市~仁木】
後追い。
[函館本線 1934D 小樽9:38→倶知安10:52]
《余市 10:03発》
余市駅まで戻り、普通列車に乗ってニセコエクスプレスの後を追います。
さすがに特急だけあって列車やバスで追いつくのは無理なのですが、ニセコエクスプレスは倶知安~蘭越を2往復します。蘭越から戻ってきたところに向かえうつ作戦です。
途中然別ではと交換。
《倶知安 10:52着》
駅ではニセコエクスプレスの記念乗車券を売っていたので購入。
各日1000枚限定発売のため売り切れ覚悟でしたが、思ったよりも売れておらず、券番号は500番台で買えました。
倶知安駅からは列車がしばらくないので、ニセコバスに乗って移動します。
[ニセコバス 倶知安線 厚生病院11:30→ニセコ駅前12:01]
《倶知安駅前 11:36発》
曇り空の中そびえる羊蹄山。単独峰なので周囲に雲がまとわりやすく、辺りが曇りの中で裸の姿をさらしているのはかなり珍しいのでは?
《ニセコ 12:01着》
そうこうしているうちにニセコ駅に到着。
こちらでは改札前に垂れ幕を掲げていました。
ニセコ駅でも記念乗車券を売っていたので購入。
ここでニセコエクスプレスが蘭越から戻ってくるのを待ちます。
12時45分。蘭越からニセコエクスプレスが帰ってきました。
【2017/10/29 12:45 9223D 快速 ニセコ】
この駅では7分ほど停車。長万部行き普通列車を待ちます。快速とはいっても臨時列車なので定期列車が優先です。
12時50分ごろに普通列車が到着。1両きりの列車はニセコエクスプレス効果で大混雑しており、中は身動きが取れなかった模様(後々Twitterで知りました)。
[函館本線 9223D 快速 蘭越12:24→倶知安13:05]
《ニセコ 12:51発》
この駅から倶知安まで「ニセコエクスプレス」に乗って一路倶知安へ向かいます。
ここでも思ったより乗車しておらず、窓側席でも普通に乗れました(ニセコで大勢下車したのもあるけど)。
記念乗車券と、今回乗車に使用している一日散歩切符とともに撮影。快速なのでOKとはいえ、普段は特急として運行されているだけに、普通列車限定の一日散歩切符で乗るのはなんだか違和感。
《倶知安 13:06着》
13時6分の到着後、ニセコエクスプレスは折り返し蘭越行きとなるのですが、倶知安駅の信号の関係上、一度札幌方にある引き込み線に入ります。
が、動かず。
13時48分に到着する普通列車があるので早めに動かす(※)かと思いきや、ホーム端で待てども一向に発車しない。
(※札幌からの線路と引き上げ線への線路が重複する箇所があるため)
やむなく倶知安駅北方の踏切へ……
そしてそのまま普通列車が来てしまった。
到着した列車は折り返し14時10分発小樽行きとなるのですが、ニセコエクスプレスの発車時刻は14時19分。普通列車が出てからではかなりあわただしい動きになります。
【2017/10/29 14:05 回9223D 倶知安】
と言っていたらまさかの普通列車が出る5分前に入換開始。いやいや、どういう運行管理なのよ。
踏切ギリギリのところに停車し、すぐさま折り返しの準備をします。
私はここで離脱し、次の撮影場所へ。
向かった先は有名な北四線。背後に羊蹄山を擁す、有名撮影スポットです。
しかしここで不運にも羊蹄山に雲がかかり始めます。やや残っていた太陽もだんだんと沈み始め……
【2017/10/29 16:05 9035D 特急「ニセコエクスプレス」 倶知安~小沢】
多くの人がカメラを構える中、ニセコエクスプレスが雲がかった羊蹄をバックに通過していきました。
この後は倶知安の駅まで歩いた後、普通列車で帰宅……する予定でしたが、なんと一緒に撮影してくれた方が車で送ってくれるということで、ありがたく乗せていただきました。
真駒内で降ろしてもらったのですが、時刻表を見てふと気づきます……これなら札幌駅入線も間に合うのではないか?
ということで夜の札幌駅にやってきました。間に合いましたよ。
【2017/10/29 18:44 回9035D 札幌】
入線したてのニセコエクスプレスを撮影。
この後わずか数分で苗穂へと回送してしまったため、シャッターチャンスは本当にわずかでした。
以上、ラストラン1日目のまとめでした。
今回の様子をまとめた動画です。
キハ183系5000番台「ニセコエクスプレス」。ニセコ地域の観光を目的とした3両編成のリゾート特急車両です。
丸みを帯びた斬新なデザインと、白と青と赤を組み合わせた独特の風貌は、キハ183系が持つ速達性と観光特急としての彩を欠かさず持ち合わせていました。
最終運転となったのは、ニセコエクスプレス発祥の地でもある、函館本線の通称”山線”。10/29、11/3、そして11/4の3日間、札幌―倶知安を特急として1往復運転し、その間に倶知安―蘭越を2往復するダイヤが設定されました。
ということで、私も最後の記録に出発です。
『DAY1 2017/10/29』
[函館本線 1928D 札幌6:08→然別]
《札幌 6:08発》
朝の札幌駅を、始発然別行きで出発します。
ところで恥ずかしいことに、札幌に来てからもうすぐ6年がたつにもかかわらず、ニセコエクスプレスは全く記録してませんでした。
ニセコエクスプレスは非常に動く時期が短く、夏と冬に2週間程度しか動きません。特に2012年のエンジントラブル以降臨時列車の設定が減ってしまったこともあって、臨時「北斗」とニセコ方面の臨時特急「ニセコ」などでしか見られませんでした。
3両という短さから「北斗」では大混雑の温床となっていたのであまり良いイメージがない時代が続いていました。
小樽駅で待機する733系+731系の普通列車。
朝ラッシュなので札幌方面に向けてバンバン列車が運転されます。
一方小樽方面はというと、小樽のホームが計4線しかないこともあって次の列車は約1時間後。なのでDも電化区間では立ち席になるほど乗客がいるのです。
《余市 7:35着》
余市で下車。1回目の撮影場所へと向かいます。
向かったのは余市陸橋と呼ばれるポイント。赤井川に続く道道が線路をまたぎ越すポイントで、札幌側(北側)にある歩道が撮ることができます。
然別で折り返してきたを後打ちで。
この後列車通過15分前くらいまでは誰もいなかったのですが、そこからわらわらと同業者が現れ……
9時30分過ぎ、ギャラリー8人となった余市陸橋にニセコエクスプレスが接近。
【2017/10/29 9:31 9032D 特急「ニセコエクスプレス」 余市~仁木】
後追い。
[函館本線 1934D 小樽9:38→倶知安10:52]
《余市 10:03発》
余市駅まで戻り、普通列車に乗ってニセコエクスプレスの後を追います。
さすがに特急だけあって列車やバスで追いつくのは無理なのですが、ニセコエクスプレスは倶知安~蘭越を2往復します。蘭越から戻ってきたところに向かえうつ作戦です。
途中然別ではと交換。
《倶知安 10:52着》
駅ではニセコエクスプレスの記念乗車券を売っていたので購入。
各日1000枚限定発売のため売り切れ覚悟でしたが、思ったよりも売れておらず、券番号は500番台で買えました。
倶知安駅からは列車がしばらくないので、ニセコバスに乗って移動します。
[ニセコバス 倶知安線 厚生病院11:30→ニセコ駅前12:01]
《倶知安駅前 11:36発》
曇り空の中そびえる羊蹄山。単独峰なので周囲に雲がまとわりやすく、辺りが曇りの中で裸の姿をさらしているのはかなり珍しいのでは?
《ニセコ 12:01着》
そうこうしているうちにニセコ駅に到着。
こちらでは改札前に垂れ幕を掲げていました。
ニセコ駅でも記念乗車券を売っていたので購入。
ここでニセコエクスプレスが蘭越から戻ってくるのを待ちます。
12時45分。蘭越からニセコエクスプレスが帰ってきました。
【2017/10/29 12:45 9223D 快速 ニセコ】
この駅では7分ほど停車。長万部行き普通列車を待ちます。快速とはいっても臨時列車なので定期列車が優先です。
12時50分ごろに普通列車が到着。1両きりの列車はニセコエクスプレス効果で大混雑しており、中は身動きが取れなかった模様(後々Twitterで知りました)。
[函館本線 9223D 快速 蘭越12:24→倶知安13:05]
《ニセコ 12:51発》
この駅から倶知安まで「ニセコエクスプレス」に乗って一路倶知安へ向かいます。
ここでも思ったより乗車しておらず、窓側席でも普通に乗れました(ニセコで大勢下車したのもあるけど)。
記念乗車券と、今回乗車に使用している一日散歩切符とともに撮影。快速なのでOKとはいえ、普段は特急として運行されているだけに、普通列車限定の一日散歩切符で乗るのはなんだか違和感。
《倶知安 13:06着》
13時6分の到着後、ニセコエクスプレスは折り返し蘭越行きとなるのですが、倶知安駅の信号の関係上、一度札幌方にある引き込み線に入ります。
が、動かず。
13時48分に到着する普通列車があるので早めに動かす(※)かと思いきや、ホーム端で待てども一向に発車しない。
(※札幌からの線路と引き上げ線への線路が重複する箇所があるため)
やむなく倶知安駅北方の踏切へ……
そしてそのまま普通列車が来てしまった。
到着した列車は折り返し14時10分発小樽行きとなるのですが、ニセコエクスプレスの発車時刻は14時19分。普通列車が出てからではかなりあわただしい動きになります。
【2017/10/29 14:05 回9223D 倶知安】
と言っていたらまさかの普通列車が出る5分前に入換開始。いやいや、どういう運行管理なのよ。
踏切ギリギリのところに停車し、すぐさま折り返しの準備をします。
私はここで離脱し、次の撮影場所へ。
向かった先は有名な北四線。背後に羊蹄山を擁す、有名撮影スポットです。
しかしここで不運にも羊蹄山に雲がかかり始めます。やや残っていた太陽もだんだんと沈み始め……
【2017/10/29 16:05 9035D 特急「ニセコエクスプレス」 倶知安~小沢】
多くの人がカメラを構える中、ニセコエクスプレスが雲がかった羊蹄をバックに通過していきました。
この後は倶知安の駅まで歩いた後、普通列車で帰宅……する予定でしたが、なんと一緒に撮影してくれた方が車で送ってくれるということで、ありがたく乗せていただきました。
真駒内で降ろしてもらったのですが、時刻表を見てふと気づきます……これなら札幌駅入線も間に合うのではないか?
ということで夜の札幌駅にやってきました。間に合いましたよ。
【2017/10/29 18:44 回9035D 札幌】
入線したてのニセコエクスプレスを撮影。
この後わずか数分で苗穂へと回送してしまったため、シャッターチャンスは本当にわずかでした。
以上、ラストラン1日目のまとめでした。
今回の様子をまとめた動画です。
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