Local-Liner ~静サツ雑記帳

静岡運転所札幌派出所=静サツへようこそ。
札幌圏の鉄道を軸に、気ままに書き連ねていく日記です。

2月20日 きょうの札幌 ~カシオペアを見送る

2016年02月24日 | 鉄道 ‐ きょうの札幌



 それは夜深い深夜2時半の札幌駅から始まりました――



 この日、2月20日は、「カシオペア」の上り(札幌発)ラストラン、そして「はまなす」上りのラストランの発売日でした。
 そのため、この日の札幌駅は空く扉を一箇所に限定。混雑防止を図ったのでした。



 時間がたつにつれて徐々に人が増えていきます(画像は一部モザイクをかけてあります)。

 ちなみにこの写真は午前4時。風こそないものの、零下の気温の中、15人ほどで粛々と『その時』を待ちます。



 午前4時ごろからテレビや新聞の方が続々と到着。
 一番手の私をはじめ、みんなインタビューを受けることに。(写真は二番手の方)



 午前5時に扉が開放。すぐさま東口のみどりの窓口へと向かいます。
 一番手に並んでいたのですから当然一番手です。



 入り口で構えていたマスコミクルーも全員が東に移動。



 この日のマスコミ陣は、テレビ3局に新聞1社。



 しばらくして駅員が予約表に受付番号を書いていきます。


(個人情報保護のため一部加工)

 栄光の一番を手にしました。



 午前5時40分、みどりの窓口がオープンすると同時に、15人ほどが中に入っていきました。
 私は一番で出した後、頼まれていた分を後から出して退散。



 いつもなら「はまなす」の撮影に向かうところですが、この日はいろいろあってやめました。



 改札前で「はまなす」「スーパー白鳥」に乗るツアーの案内をしていました。
 添乗員のお姉さんから許可を得て撮影。
 
 連日「はまなす」は満席が続いていますが、2月は席数の多いB寝台を中心に、取ろうと思えば取れるレベルでした。

 予約表の結果は10時まで出ないので、ひとまずおうちに帰りましょう。


~~9時間後~~

 10時に行くつもりが、15時に行く羽目になりました。



 札幌駅でであった石焼き芋カー。あれ、焼き芋は?



 焼き芋は中央に詰まれています。
 確かに、札幌で外気に放っといたらあっという間に冷めてしまいますしね。


 券のチェックをしてから駅の中へ。
 あ、ちなみに私が取った券は、ラストランの「カシオペア」でも「はまなす」上りでもなく、「はまなす」下りです。
 希望のカーペットは無理だったものの、座席自体は確保できました。



 本日の狙いは、16時12分発の「カシオペア」です。



 来るまでの間に別の列車を撮影。
 「スーパーとかち5号」です。








 この日は1両増結の6両編成でした。



 さて、撮影地を「カシオペア」が到着する4番線苗穂側端に定めます。



 札幌行きが停車する3番線同様、停車位置がかなり端に設定されています。
 今回はこのギリギリの場所で(※もちろん黄色い線の内側です)到着を見守ります。



 小樽からの快速エアポートが発車。



 小樽方面のエアポートが到着。



 普通列車も721系。



 先ほどの「スーパーとかち」が発車していきました。



 次いで、釧路からやってきた「スーパーおおぞら」が回送されます。



 後追い。



 4番線に停車していた731系が出発。練習代わりに撮影します。



 再び「エアポート」同士が交錯。



 札幌を出て行く「エアポート」は733系。



 15時57分。「スーパーカムイ」が785系で現れます。



 折り返していそいそと発車。



 函館からの「スーパー北斗」とすれ違い。



 「カシオペア」の札幌駅入線は16時3分。いよいよ到着する瞬間が近づいてきました。



 16時3分。「カシオペア」の到着です。

 本当は到着の様子を動画で見守る予定でしたが、黄色の線から思いっきりはみ出して撮影するバカのせいでそれを注意する羽目になり、失敗しました(結局そいつはどきましたが、私の声が入ってるので動画としてはもう駄目です)。
 身を乗り出すならまだしも、両足が黄色い線からはみ出てましたからね。怒鳴ってでも引き止めます。



 ヘッドマーク。前に函館で見たときもこの向きでしたが、この向きが正位置なんでしょうか。



 到着後、機関車には人がどんどん寄ってきます。



 早々に出る気だったのですが、出るルートをふさがれたために、1分ぐらいここにとどまることとなりました。



 「カシオペア」は現在唯一のDD51重連で運転されます。



 この日はDD51-1100とDD51-1140が担当。



 その後ろにあるのは1号車。いわずと知れた、カシオペアスイート展望室です。
 もともと人気の高い客室ですが、3月の(通常列車として)廃止が近づいてからはとどまることを知りません。



 この日はカップルが乗っていました。



 スイートの横にはロゴが描かれています。



 スロネフE26-1以下12両編成。
 「カシオペア」の客車はこの1編成のみ。電源車の予備としてカヤ27-501があるのみです。



 周りのメタリックカラーにLEDで、どこか近未来的な行き先表示。

 時間もないので、各車両の外観だけ見ていきます。


<1号車・スロネフE26-1(スイート)>


<2号車・スロネE26-1(スイート・デラックス)>


<3号車・マシE26-1(食堂車)>


<4号車・スロネE27-101(ツイン)>


<5号車・スロネE27-402(ツイン)>


<6号車・スロネE27-302(ツイン)>


<7号車・スロネE27-202(ツイン)>


<8号車・スロネE27-1(ツイン)>


<9号車・スロネE27-401(ツイン)>


<10号車・スロネE27-301(ツイン)>


<11号車・スロネE27-201(ツイン)>


<12号車・カハフE26-1(ラウンジカー)>




 最後尾は電源車兼ラウンジカーとなっています。



 ラウンジ。どこまでも展望に徹したつくりです。



 16時12分。見送る者、見送られる者、幾多の思惑を乗せて、「カシオペア」は札幌駅を出発して行きました。

 「カシオペア」が札幌駅にやってくる日は、あと一月ほどしか残されていません。



 到着したての「スーパーとかち8号」を撮って、本日の撮影は終了です。


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