お久しぶりです。道東から帰ってきた静サツです。
久しぶりの記事は2日前の話ですが、さくっと更新していきましょう。

3月1日夜。私は札幌駅の精算所を訪れていました。

というのも、次回『北東北フリーきっぷで行く、最後の青函トンネルの旅(仮称)』で取ってあった「はまなす」の指定券を売りに来たのです。
当初は指定券を取れる限り取る方針で、3月16日から20日まで6日分を確保していた(最終の21日は取れませんでした……)のですが、不必要になった券を売り払いました。

「はまなす」の時間も近かったので、ついでにホームへ。

5番線で待機。思ったよりも撮影者が少ないのは平日だからでしょう。


発車5分前。増えてはきましたがたいしたこともありません。

21時36分。「はまなす」が入線。
本日は増結21号車、8号車、9号車を加えた10両編成です。

撮影を開始したころに、5番線に回送列車が入線。キハ40なので、旭川からの送り込み回送でしょうか。
でも真ん中の車両は学園都市線のサボ付いてたぞ。700番台だけど。

と、スルーしかけたところで最後尾を見て驚き! キハ54です!
キハ40は毎日送り込みをかねた普通列車が設定されているのでよく見かけますが、キハ54は札幌ではまずお目にかかれません。
編成は下の通り。
←桑園 キハ40-825+キハ40-823+キハ54-510 苗穂→

イレギュラーとの遭遇を経て、先頭部へ。

ご覧の通りホーム端に停車しており、5番線からは見えません。9両編成までならホーム中央停車なのですが……
尚、今後廃止直前まではこの10両編成が基本スタイルとなる見込みですので、DD51を正面から撮るタイミングはほぼ入線時に限られます。

ホームの外は猛吹雪ですが、そんなことにはかまってられません。
1号車より順に撮影します。

増結21号車からは屋根の下。

2号車。ここまでB寝台。

3号車は普通車。本日は指定席です。

4号車のカーペットカー。通路は公式側(4-2位側。写真左手が4位、右手が2位)にあるため、非公式側(3-1位)は中のカーペットに合わせて小さな窓が幾何学模様のように並びます。

5号車から回送列車が重なっていたのですが、ここで回送列車が苗穂に向けて発車。

そんなわけで5号車はドリームカー。大型のリクライニングシートで、実質グリーン車にあたります。

6号車もドリームカー。

7号車だけ塗装がものすごく綺麗。
通常編成では自由席ですが、この日は指定席。
というか、今後は廃止まで指定席です。

8号車からが増結車。今回は普通車が2両増結なので、8号車はオハ14が充てられています。
通常編成ではオハ14が3両(4~6号車)いますが、全て改造車なので、未改造のオハ14は実はレア。
また、通常では自由席の3・7号車が指定席なので、増結車は自由席となっています。

最後の9号車はスハフ14で、ここも自由席です。
2両しかない自由席ですが、大して混んでいるようにも見えません。

撮影途中、7号車にて。見ちゃいけないものを見てしまった。

引き続き4番線に移動して反対側の写真です。


[9号車・スハフ14-509](自由席)


[8号車・オハ14-535](自由席)


後ろ2両が自由席です。


[7号車・スハフ14-508](指定席)
周りと比べてもこの車両だけ塗装の差が際立ちます。


[6号車・オハ14-503](指定席・ドリームカー)


[5号車・オハ14-507](指定席・ドリームカー)
窓配置は8号車と同じですが、窓1列分をロビーカーとしてつぶしています。


[4号車・オハ14-512](指定席・カーペットカー)
「はまなす」で最強のコストパフォーマンスを誇るカーペットカー。自由席が空いていても、カーペットだけは1月前からふさがっていることが多いです。
公式側の窓は4位側(写真手前側)が一つふさがれているほかは変化ありません。


[3号車・スハフ14-551](指定席)
3号車のスハフ14-551は、実はもともと発電エンジンを持たないオハフ15からの改造車です。
スハフ14にはサービス電源用のエンジンがあり、6両分の電源を確保していました。しかし、本州から北海道に持ってくる際に暖房を強化した関係で、給電できる範囲が6両から4両へと減ってしまいました。これを埋めるために、本来は電源を持たないオハフ15にもエンジンが載せられたのです。
他の車両でエンジン不調になった時の、予備の意味合いもあります。


[2号車・オハネ25-11](B寝台)
さて、2号車には元オハネ14形のオハネ25形500番台が入ることが多いのですが、この日は普通のオハネ25形が入っていました。


[増結21号車・オハネフ25-3](B寝台)
続く増結21号車もオハネフ25形の生え抜き車両です。


[1号車・スハネフ14-552](B寝台)
1号車は電源の関係でスハネフ14形550番台限定。
オハネフ25に電源を載せた車両なので、お隣オハネフ25-3とほぼ同型の車両(そもそも14系と24系がほぼ同型)ですが、スハネフ14-550の種車は切妻のオハネフ25形200番台なので、丸みのある0番台に比べて頭でっかちな印象があります。


牽引担当はDD51-1148。

正面からの撮影はごらんの通りほぼ不可能。

限界までがんばった結果。

さて、発車時間はとっくに過ぎていますが、「はまなす」は発車しません。

<回送:731系G-113>

<5015D「北斗15号」:キハ183-1505以下5両>
小樽方面からの列車待ちでも、函館方面からの列車待ちでもありません。

3番線に到着する、「スーパー宗谷4号」の接続を待つためです。
この列車、定期ダイヤでも21時57分着と、「はまなす」(22時00分発)と3分差しかありません。その上、冬は旭川~稚内が大雪でたびたび遅れる(加えて、バラストはねあげ防止で函館本線内で減速運転となる)ので、最近は20分遅れがデフォルトとなりつつあります。

20分遅れで「スーパー宗谷4号」が到着……ってこれキハ183系じゃないですかヤダー!

幕は「臨時」。

「サロベツ」の編成そのままでした。
(編成:キハ183系"サロベツ"編成)←札幌 キハ183-1504+キハ182-503+キハ183-1503 稚内→

そして対面の「はまなす」に乗り換える乗客も少なくありません。
常識的に考えて、この北海道において3分差で乗り継げると考えるあたり、旅行不慣れ感があるのですが、荷物の多さ(発車前からホームにスーツケースだけ置かれていた)や人数の多さからツアーなんだと思います。なんて迷惑な……

定刻+20分。ようやく乗降が終わりました。

ホーム際は狭くて入れないので、私を含め多くが3番線の延長部から撮影していました。

警笛を鳴らして発車。

20分遅れで、雪吹きすさぶ札幌を後にしたのでした。

またもキハ40の回送。

「サロベツ」じゃなかった、「スーパー宗谷4号」の回送を見送って、撮影終了です。
おまけ


帰り乗った地下鉄が初番でした。それだけ。
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