4月12日
□ベンチで本を読んでいると、誰かが声をかけてきた。J子さんだった。みずほ銀行が閉店してしまったんで、役所内にあるATMまで行く途中だという。ご苦労なことだが・・・。みずほ銀行のATM、J子さんの店のすぐ近くにあるで。
□J子さんはいっとき病んでいた時期があったらしく、タロット占いを頼りにしたらしいのだが、そのとき世話になった占い師がこんど彼女の美容室の一部を借りて占いやるとかやらないとか。
□なんとなく「5時から7時までのクレオ」をひさびさに観たくなった。タロット占いから始まる映画で、そのあと街をうろちょろするという大雑把な印象しか思い出せない。
□こどもの頃、タロットではないが、水晶玉占いをするクラスメイトがいたのを思い出した。O君の家庭はど貧乏だったが、10万円の水晶玉が3つもあったのだった。ムーとかのオカルト的な雑誌がいくつも床に転がっていたのを記憶している。
□数年前のこと、O君らしき人物がこちらに向かって歩いてきた。昔と変わらず小汚い太った男で、すぐにO君だとわかった。彼は朝だというのにレッドブル的なドリンクをがぶがぶ飲んでいて、声をかけたくなかったけれども、それでも声をかけといた方がいいと思って声かけしようとした瞬間、彼は凄く大きなゲップをした。そしてレッドブル的なドリンクの恐ろしい臭いが広がると、私は彼に声をかける気を完全に失ったのだった。